余談 アポトーシス
「ものごとにはいつも相反する二つの性質がある」と考えると折り合いがつく。というのが、弊社代表の口癖のひとつである。それを弊社ではアポトーシスと言う。「アポトーシス」を考えて!などと言う言葉が社内を飛び交う。アポトーシス (apoptosis) とは、多細胞生物の体を構成する細胞の死に方の一種で、個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる、管理・調節された細胞の自殺すなわちプログラムされた細胞死のこと。アポトーシスという用語の本来の使い方ではないと思うが、人類全体を一つの個体として捉え、人間一人ひとりを細胞として考えると、人類が生き残るために、人間一人ひとりはいずれ死ぬ運命にあるという見方もできる。この死すべき定めの中で生きるか、死すべき定めに逆らって生きるか、という相反する二つの性質の顕著な例として、芸術と経営があると思う。前者は芸術である。ゴッホとその作品は生前、評価されなかった。しかし、ゴッホの絵の価値は不変で、ゴッホの死後、非常に評価された。作品が生き残り続けるという点で、ゴッホも語り継がれる。人の死すべき定めの中で生きるもの。といえるかもしれない。芸術と対照的なのが、...