この間、とあるドラマを見ていて、心に残ることを言っていた。
「人間関係なんて、お節介な位がちょうどいいんだ。」
その通りだ、と思った。
私もある意味、若者の部類(自称?!)に入ると思うが、隣人がどんな方かも知らないし、
海外での生活も長いせいか、良くも悪くも「そういう人もいるよね」って他人を受け入れる習性があった。
受け入れるというと聞こえがいいが、要するに「自分には関係ない」と場外に置いてきた人間だった。
しかし、この仕事に就いてから、職業柄、多くの方と深く関わることが多くなった。
担当させて頂いた方のキャリアアップとか、仕事を探すことだとか、目先のゴールだけを見るだけなら、
「他人は他人、自分は自分」でもやっていけるものだと思う。
実際、前職までの自分はそうだったかもしれない。
その時その時で真剣に向き合ってきたつもりだったけど、今の会社でやってみて、少しずつ考え方が変わって来た。
「この人に本当に必要なものは何か」をもっと真剣に考えるようになった。
そうやって考え抜いた結果、時に転職を留まることだったり、本人が思っていた仕事ではない時もある。
更には、その人にとって本当に必要なものは、仕事以外の場合もあると思う。
そう思ったことを本人へ伝えるようにしている。
しかしながら、私の考えを押し付けるという訳にはいかないから、最期はご本人の判断に委ねる。
人生の決断をするのは、自分自身でしかいないからである。
しかし、その選択肢のひとつに入れてもらえることでも良いので伝えたいと思う。
あえて言うなら、お節介なんて、自己満足とも言えるかもしれない。
だけど、偽善ではない。
お節介をするほどに、他人のことを考える世の中も悪くない。
だから、最近の私は、お節介をすることを惜しまないようにしている。

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