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情報発信ツール「アウトプット」

先週、某番組でプレジデント社主催のdancyuという雑誌の編集長が出演されていました。情報発信がデジタル中心の時代に発行部数を伸ばし続ける編集長に密着取材したものでした。「食」をテーマに色々なお店に行って取材を試みるが、会員制や一見様お断り、常連客のみで形成されるお店に対して如何に取材を受けていただけるかを交渉する仕事の裏側が垣間見れました。お店側に対しては味のみではなく、材料やお店つくり(雰囲気)、店主のお人柄や生い立ちと様々な角度から取材をします。編集長が取材をして掲載したお店にお客様が殺到して店を閉めざるを得なくなったという悲しいエピソードから、編集長だからこそ取材を受けてくださるお店などさまざまな関係者の思いと人との繋がりがありました。サイトなどで行ったこともないお店の口コミの星の数による評価だけではなく、足で情報を稼ぐ姿はまさに本物で実際にお客様がお店を予約する段取りを想定して従業員の電話応対の質などのサーチもしておられました。dancyuの冊子もそうですが、見ていて楽しい本やテレビというのは人がその場で体感していなくても自身がなりきれる、(疑似体験ができる)情景が浮かぶとい...
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エセ顧客思考

高級店でもB級グルメでも、とにかく外食するのが好きな私だが、二度と行くことのないお店の特徴として、基本姿勢がなっていない所である。たとえ料理がおいしくても、見ていて不快に思う行為や状態を平気で許している(と思われる)所には二度いくことがない。「ごゆっくりどうぞ」と言ったのに無言で荒く食器を下げる。素材にこだわっていると言いながら中身の説明ができない、など。エセ顧客思考とでも言うのか、とても胡散臭さを感じる部分だ。できる事なのにしていない、そこに店側の本心が透けて見える。私自身も若い時は、たとえ身だしなみがダメでも顧客の気持ちを握れる営業マンならOKとか、大事なのはオンタイムでありオフの時は関係ない、そんな風に思っていた。しかし、実際には人間はそこまで器用ではない。超アナログな生き物だ。昨日の夜の暴飲暴食が今日の仕事の効率を下げる事もあるし、昔見た映画のワンシーンから突然新しい企画のアイデアが出てくるかもしれない。過去から現在、積み重ねてきたもので頭からつま先まで全部つながっている。要するに、良くも悪くも隠し通すことはできないという事だ。最終的に何がどうつながるかは完全にコントロールでき...
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厳しさの中での成長

小学生の娘が、朝から「学校に行きたくない」と主張する事がある。前夜から、泣きべそをかいてアピールしてくることすらある。例えば、原因は嫌いな食べ物が給食のメニューにある場合などだ。その食べ物を担任の先生に半ば強制的に食べるように指導を受けるのが嫌らしい。最近のニュースにあるような口に無理やり食べ物を入れられるというものではないが、学校から、帰ってきて、思い出して泣くくらい彼女にとってはその指導が苦痛のようだ。ある意味、前日からメニューをチェックしている彼女の拒否反応の強さにも驚かされる。モンスターペアレントと言われるかも知れないが、娘が嫌なことを強いられているのは・・・と思い学校側に相談しようとも考えた。ふと、我が家の食卓を振り返ってみた。「嫌いな食べ物」を無理やり食べさせることは殆どないため、娘は基本的には好きなものしか食べない。そんな娘を見て、私も妻も「ちゃんと好き嫌いしないで食べなさい」と若干強い口調で言うくらいだ。当然、娘はそんな言葉はお構い無しに食べられる物だけを食べている。娘を一人の人間として考え、将来的に社会適応できる素養を教育していく先生の立場で考えれば、この「指導」は間...
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日本には熱意ある社員が少ない?!

少し前のニュースになりますが、ギャラップという世論調査などに強いアメリカの調査会社が世界各国の企業を対象に実施した従業員のエンゲージメント(仕事への熱意度)調査で、日本は「熱意ある社員」の割合が6%しかなく、世界では132位と最下位クラスだったという調査結果を目にしました。「周囲に不満をまき散らしている無気力な社員」が24%を占め、「やる気のない社員」が70%にも達するということですから、残念な結果です。実際は、「熱意がないわけじゃないけど、熱意があるってほどじゃないしなぁ」と思う傾向にある日本人の気質も大きく反映されているように思いますが、そのことは今回の主題ではないので横に置いておきます。熱意・意欲を持てない人は何故持てないのか、を考えてみるためにTwitterで調べてみると、「残業が多くてやる気が出ない・気力がない」「給与が少ないからやる気が出ない」「就きたい仕事に就けていない」等々、それって・・・熱意があったら逆にもなり得るのになぁ、と思ってしまいました。熱意がないからなのか、それとは無関係なのか、人材紹介として「働く人」に向き合う仕事をしている中で、“会社から何を求められてい...
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選択と集中

出版業界が不況と言われるようになってから、かなり経つが、そのような状況下でも、何十年続く長寿雑誌についての記事を読んだ。ターゲットとなる購買者層を絞り、構成や流れを変えずにやり続けてきたのが勝因だと言う。これは非常にもっともで、日本の人口が1億2千万人強だとして、全員に読んでもらうのは無理なことで、その必要もないだろう。いつも安定した数の読者がいれば、成り立つ雑誌は多いのではないか。そのためには、ターゲットとなる読者にどうやって読んでもらうか、というアプローチの工夫が必要となる。ビジネス界やスポーツ界においても、成功している人を見ると、明確な目的から、すべきことを逆算して行動し、計画的に行動する人が多い。結果に向けて短期間で為すべきことをやり遂げる。そこに無駄な作業や動きはない。意味も無く、長く会社にいたりして残業代を会社からもらったりする会社員とかグラウンドにいることで練習しているつもりになるアスリート。結局は、ベース給与の向上や必要な筋力や体力をつけることは出来ないのである。転職時の面接では、「結果を出すためにどう動いたか」といったストーリーをいかに効果的に伝えるかがポイントの一つ...
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暗闇の象

外国に、こんな例え話があるそうだ。暗闇の中で、ある人が象の鼻を触り、「象とはざらざらして柔らかいものだ」と言う。また、ある人が象の牙を触り、「象とは硬くてすべすべしたものだ」と言う。他のある人が象の別の部分を触り、違うことを言う。どれも象の一部だが、象の全体を表したものではない――。この話は、いろんな解釈の仕方があるが、私は、人間にとって、物事を認識することがどれ程難しいか、「解ったつもり」を戒める話だと捉えている。弊社にお越しになる方と、フェイス・トゥー・フェイスでのご面談をする際、「求められる働き方」のようなお話をする機会が多いが、実に様々な説明が可能である。組織に貢献する。全体の中における自分の部署や自らの役割を踏まえて行動する。まず義務を果たす。多角的な視点で物事を見る。経営の観点を持つ。効率、効果、生産性を高める。独自の取り組みをする。他部署と密に連携する。突き詰めれば、どれも同じモノに達するが、表面上は違う。ご面談にお越しになった方に、職務経歴書の修正を通じて、ご自身の歩みを振り返って頂くと、「こういったことを大事にして働いてきたのか」と、感慨深いご様子で、ご自分を再確認な...
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「意識の差」「情熱の差」「考え方の差」

皆様、GWは充実したお休みを過ごされ、リフレッシュできましたでしょうか?この時期、どうしても5月病などがクローズアップされますが高い意識で働かれている皆様を想像しながら、私自身も身を奮い立たせ業務に邁進しております。さて、私もGWに帰省をしたのですが、実家で旧友と時間を共有していた際に感じたことを事例を挙げてお話をさせていただきます。人材紹介のお仕事をさせていただいてから、働く方の心情や境遇、取り巻く環境などを無意識に考える様になりました。とりわけ、現在は売り手市場とも言われておりますが、就職活動が厳しい時期もそうでない時期も、働き手の「意識」の違いが最終的な結果を左右することに変わりはないように思います。私は今年で29歳になりますが、同期の人間を考えれば社会人経験は高校を卒業すると10年、大学を卒業するとすでに丸6年になります。友人の一人は高校を卒業し飲食店の店員を経験し、一つのお店を任せていただけるまでになりました。もうひとりの友人は高校を卒業し建設作業員を経験し、会社を立ち上げるまでになりました。友人が偉くなっていくことは非常に嬉しいことですし、私のように東京に出て仕事をするより...
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ストラディバリウスの価値

相場価値として10億を超えるとされるバイオリンの世界的名器、「ストラディバリウス」の音色が、実は楽器屋で買える市販品とほとんど差が無かった――そんな研究結果が発表された。さすがに10億円となるとイメージがつかない額だが、何せ、相手は音である。好きな人は好きでいいじゃない!と言う感じではある。そもそも、何故このバイオリンが欲しいかと言えば、音の違いというよりは、芸術品として所有する事自体に意味があるという側面が強いのだろう。いわゆるブランドを身にまとう、という文脈で考えればわかりやすい。こうすると、10億円がいささかチープな印象になってしまうのだが、しかし、何かの力を借りるというのは決して悪い事ではないと思う。例えば、昔の武家に生まれた男の子は元服する時に刀を与えられたらしい。そこを起点に、子供から大人ひいては立派な武士に育っていくという考え方があり、まさしく、モノを持つことで精神もそれに見合う形になるという一例だ。名器を手にしたことの緊張感で音楽に邁進するなら、それはそれで立派だと思う。会社でも、肩書やポジションを得た際に、その高揚感や責任感を大いに利用して、しかるべき存在になれるかが...
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人材紹介会社の介在意義

先日、業界ではシェアトップクラスの食品メーカー様より求人のご依頼を頂戴しました。求人背景をお聞きしたのですが、他の紹介会社から紹介された方で、中途採用した社員の方が数ヶ月で退職してしまったというものでした。採用担当者様も時間と労力、コストをかけて行ったにも関わらず、数ヶ月で退職してしまったことに、落胆の表情を隠しきれずにおられました。その退職理由をお伺いすると、「社風に合わなかったから」というお話でした。こういった退職理由の場合、紹介会社が、ご依頼頂いた求人案件において、求職者様の「ご経験が合致していれば紹介する」というものが挙げられます。これは当然と言えば当然かもしれません。しかし、その一方で、求職者様のお人柄やお仕事に対しての考え方。これからのキャリア(人生)を転職先でどのように築いていきたいのかという側面も考えながら企業様をご紹介していくことも紹介会社には求められています。前提として求職者様のご意向と企業様のご意向をお聞きしながら双方の成長に繋がるようお互いを良縁に結び付けることが我々のミッションではあります。しかしながら、100%ご意向を叶えられるのかというと、それは求職者様も...
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期待を裏切る事で裏切らない存在意義

ラーメンが好きで、よく食べに行くのだが、大きく分けると二種類の店があるような気がする。いつ行っても味が変わらない店と、日によって微妙に味が違う店だ。前者の良い点は、安定感があり、期待値を裏切らないといったところだろう。味をいつも同じように保つのは、簡単なようで難しいので、高度なノウハウを持っている、と言えるのかもしれない。だが、個人的には、日によって微妙に味が違う店の方が好みである。湯切りの微妙な加減が違って、今日は麺が硬いとか柔らかいとか、仕入れる素材が普段と違って、今日は少し塩味が濃い、とか。お店に行く度に、その変化を楽しんでいる。これは、私が人材ビジネスをずっと続けている理由と通ずるかもしれない。お客様の立場からしたら、わざわざ時間を使って人と会って、「全部、予想の範囲内だった」というのでは、安心感はあるかもしれないが、驚きや面白さとかの感動は無いだろう。特に、相談しようとか、意見を求めて人と会うのなら尚更だ。「ああ、やっぱりこんなもんか」ではなく、何かしら自分の想像を超えたり、良い意味で期待を裏切られた…。そういうのを、人は求めているのではないだろうか。少なくとも自分はそのよう...
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ポテチと平和

昨年の北海道の台風被害により、ポテトチップスの原料となるジャガイモが不足し、カルビー社と湖池屋社が一部の商品を販売終了・停止するというニュースがありました。「えっ?!ポテトチップスが食べられなくなるの?」と焦って、コンビニで買いだめをされた方もいらっしゃるかもしれませんね。事実、報道翌日にはコンビニ等の棚ではポテトチップスが品薄状態になったようです。実際は、一部の商品が定番品の安定供給の為に販売停止となった程度であり、ポテトチップス全般がなくなってしまうということではありませんでした。ふと、十数年前に米不足でタイ米を食べていたことを思い出しました。集団心理ともいえると思いますが、日ごろそれほどポテトチップスを食べているわけではなくても、手に入らなくなると周囲が騒いでいる状況を見てしまうと、突然、自分にとって不可欠な物のように思えてくるから不思議です。このポテトチップスのニュースと同時期に、アメリカがシリアを攻撃し、北朝鮮に対しても単独で軍事力行使に踏み切る可能性を示唆し、戦争に発展するのではという緊迫した報道がありました。今も両国の緊張関係は続いているわけですが、北朝鮮のニュースはポテ...
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介在意義

流通業においては、コスト削減の為、中間流通を減らしていく動きが強い。日本は米国に比べて、中間流通が多い、という意見も良く聞く。モノを扱う業界とは異なるが、企業様と求職者様の間に介在する人材サービスも、「中間に立つ」という点では、上記の流通業と共通点がある。今後、人材サービスはどうなって行くのだろうか。私は、低価格と高付加価値の二極化が更に進んでいくのではないかと感じている。どの業界でも、コスト削減のニーズは強いので、それに応えるサービスは勿論必要だ。一方で、極端な例だが、経営者や事業部長といった採用ニーズは、低価格追求で応えられるものではない。人材紹介の介在意義は、求人案件のご紹介や、求職者様のご紹介ではなく、いかに、そこに意義付けを持たせるかにある。求職者様に関して言うと、ご本人にお会いすると優秀なのに、職務経歴書では全くご自分の魅力を伝えられていなくて、「確かにこの書類だと、書類選考に通らないのも無理はない」という方が少なくない。そういった方に、書類修正を通じて、これまでのキャリアを振り返って頂くと、「自分の大事にして来た事を再確認出来た」という感想を仰る方が多い。あくまで結果に過...
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新天地

皆様におかれましても4月に入り、新たなる環境にて新生活をスタートされていることと思います。日本では暦上、新しい期、新学期において4月に「新生活」のイメージがまだまだ多いことと感じます。ようやく暖かさもでてまいりましたが今年は寒く、桜の時期が例年よりも遅く、新入社員、新入生を迎え入れる桜の木が背景になかったことを少し残念に感じております。弊社でも今年の年頭に2017年の事業発展に向けて、神社で祈祷を致しました。また、3月末にも研修を兼ねて社員皆で福岡へ行って参りました。それぞれの地域で景観や人の暖かさにふれて、今一度東京に戻り業務を頑張ろうという気持ちを再確認することができました。四季のある日本において古来、季節の変わり目を感じる文化は日本人と深い関係がございます。弊社の「CORE」の由来はChange OR Evolutionの頭文字を取ったものになっておりますが、あらためて弊社が発信しているメッセージと皆さまにお伝えできることをテーマに考えさせていただきました。1月、12月、3月、4月などは年度の振り返りとスタートの季節になります。寒い冬の雪解けが春を知らせてくれ、そこに桜が咲きます...
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Leather&Core

皆さんはご自身の持つ靴や鞄に使用されている、革について考えたことはありますでしょうか。ふとしたことから興味を持ち、調べていくにつれ、革にはその国々での歴史や普及の秘密があり、非常にスピリチュアルなものであることを改めて感じました。世界で最初に「革」を使ったのは、ネアンデルタール人といわれています。皮から肉を削ぐために、石器を使用していた際、革をなめす技術が生まれました。宗教、環境、文化と大きく関わっている革は保護政策等が生まれました。そのため、世界各国で様々な技術革新が生まれたのです。南米では様々な種類の動物が生息しており、毛皮や革を取る文化が古くからあります。ワニやサメ、オーストリッチといった高級皮革が豊富です。東南アジアでは、ワニの養殖が進んでおり、皮用、食用としても珍重され、文化に根付いています。アメリカでは、革は食用肉の副産物でした。インディアンの革の装飾品の技術も有名で、素晴らしい工芸品も残っています。ドイツは化学工業が発展しており、革の加工には多くの薬品が使用されていました。染色技術等が文化として発展しました。イタリアではタンニンなめしの歴史が古くからあり、ルネッサンス時代...
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過ぎたるはなお及ばざるが如し

もう20年も前の事になりますが、大学生として東京に出てきた際、夜になっても電気が消えない街に少なからず感動したことを覚えています。コンビニ、ファストフード・・・様々な場所が1日中営業している。今では私の地元でもありふれた光景になってしまいましたが、当時は「そこに人がいる」という事実だけで、地方から出てきた若干の心細さに安堵感の様なものを感じた記憶があります。慢性的な人手不足や費用対効果などを考慮し、24時間営業や年中無休をとりやめる企業が外食産業や小売業界中心に続々と出てきました。働き方改革というお題目も後押ししていると思いますが、いわゆる「過剰サービス」に見直しが図られています。一抹の寂しさも覚えますが、当然の判断だと思います。信じられない事が当たり前のサービスとなり、その利便性を享受して心地よさを覚える一方であらゆるものがごく短いサイクルで変化するがゆえに、即時対応することを同時に受け入れなければならない世の中です。何が必要か、何が大切かをじっくりと考える時間が減り、日々の仕事や転職についてですら、しっかりと考える時間を持たずになんとなく、表面的かつ反射的に行う方も多いような気もし...
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信頼の継続

野球界で平成の怪物と言われた松坂大輔投手。夏の甲子園決勝にてノーヒット・ノーランを達成し、春夏連覇の立役者となった。そして、西武へ入団、後にメジャーリーグで活躍するという、まさに絵に描いたようなキャリアを積んでいった。絶頂期、そんな栄光の階段を駆け上がっていた彼に、とある日本人メジャーリーガーが彼にこう言った。「深いところでお前は野球を舐めている」彼が指摘した部分が直接的な原因とは思わないが、その後に松坂投手は怪我をし、低迷していった。その後メジャーリーグを離れ、現在は日本球界で復活を狙っている。松坂投手が努力を怠っていたとか、そういうことではなく、人間はある一定の成績を収めたり評価を頂くと、自分の能力を過信したり、自らを過大評価してしまう傾向がある。その結果、自分の基盤が固まっているか否かの判断すら出来なくなる。これはスポーツに限らず、ビジネスの世界でもよくある話だ。この次元で満足しているプレーヤーは、過信している以上、そのある一定の成績より上に行くことは、まず無い。むしろ、我武者羅に努力し続ける他者に押され、後退していき、気付いたときには歯が立たないことになっているというケースだ。...
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本格派

十代から二十代にかけて、海外で長く生活しておりました。当時は文化を理解したいという思いもあって、なるべく現地の人が食べるようなお店で食事をしていました。日本に帰国してからも、エスニック料理店等に足を運ぶのですが、日本にある他国籍料理店は、大きく二つに分かれる傾向があるように思います。日本人の舌に合わせる店と、現地の味を貫く店です。一般的には日本人の口に合わせるお店の方が、繁盛していることが多いように感じます。これは当然のことで、多くのお客様が「おいしい」という感覚を求めている中で、「本流」を求めている人、「本流を知る人」が、一部に過ぎないからです。「おいしい」という感覚が、日本人としての食生活に根ざしている以上、日本人の味覚に合わせる店の方が繁盛するのは、当然のことなのです。しかしながら、個人的には、現地の味を突き通すこだわりの店が好きです。香辛料等も現地のモノを使い、同じような調理方法で作られる事に意味があるのです。アメリカを訪れる多くの日本人がカリフォルニアロールに違和感を覚えるのは、日本の伝統的な料理である「寿司」を勝手にアレンジし、別の次元ものを「sushi」として流通させてい...
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当たり前の事について

「当たり前」を立ち止まって考えてみる。今週はヤマト運輸の荷受量の抑制を労働組合が要求していることや、お昼の時間帯の宅配サービスの見直しについてのニュースが多く見られました。ネット通販の拡大により宅配便の量が急増し、ドライバーなどの人手不足が深刻化していることが要因となっています。同記事を読みながら、私たちが求める「当たり前」に考えさせられました。上記の状況を客観的にとらえてみると、配達員の方々などは、朝8時前から夜9時過ぎまで走り回り(シフトにはなっていると思いますが)、お盆もお正月もなく配達し続けるそうです。また、細かな配達時間設定で時間通りに届けるためにお昼休憩も取らずに時間短縮を図る。ネット通販の拡大により小さい物から大きな物まで、より多くの人々に届けるために配達しまわっている状況です。これらすべてが、私たち消費者・生活者が求めているからこそ構築されたサービス内容です。上記の宅配のみならず、コンビニやファミレスが24時間開いていること、レストランでおしぼりが出てくること、電車やバスが時間通りに来ること、(雪国あるあるですが)朝起きると路上が除雪されていること、‥等今ではこういった...
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電車広告に思う

人材紹介業は、裏方の仕事だが、以前より、露出が増えてきた気がする。大手企業様の求人媒体やイベントの広告が多いのは昔からだが、最近は、新興企業様や、今まではあまり表に出て来なかったようなサーチファーム様の広告を電車で見かける事も増えた。中には、一度見たら忘れないようなインパクトの強い会社様の名前等もある。人材紹介業の多様性が増えて来た事は、好ましい事だと思う。一方、こんなことも感じる。米国で、人材紹介のエージェントと言えば、ローヤー(弁護士)、ドクター(医者)と並び、価値ある仕事と言われているが、日本の現状は、上記とのかい離がかなりある。一部、「横流し」という批判を受ける事もある。勿論、誠実に仕事をしている紹介会社も存在する訳だが、こういった現状は、業界全体として、真摯に受け止めなければいけない。紹介業である以上、ご登録者様に対する求人案件のご紹介や、企業様に対する候補者様のご紹介は、大前提でしかなく、どのような意味合いで、ご紹介・ご提案をするかに、介在意義・存在価値がある。これは、広く捉えれば、人材サービスに限らず、「働く」という行為全てに言える事であり、本来、当然の事だが、今一度、業...
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CHANEL再生のCOREな部分

誰もが知っているシャネルは、1910年ココ・シャネル氏がパリのカンボン通り21番地に「シャネル・モード」という帽子専門店を開店したことから始まりました。その後一世を風靡したブランドが、一度衰退したのをご存知でしょうか。ココ・シャネル氏が1971年に亡くなり、シャネルは冬の時代を迎えます。経営陣はシャネルのイメージを守るということを全く行わなかったのです。杜撰な管理体制によりブランドは地に落ちました。この状態を立て直したのが、ココ氏のビジネスパートナーの孫、アラン・ヴェルタイマー氏とデザイナーのカール・ラガーフェルド氏です。アラン氏は、ブランドの再生に乗り出しました。「No.5」をドラッグストアから撤去し、多額の広告宣伝費をかけイメージ再生を行いました。そしてカール氏はビジネスとして無謀と思われる施策であっても長期的視点により、実践してきました。経営者であるアラン氏はカール氏を信頼し、全てを任せ、革新やチャレンジを受け入れました。ではどの様な戦略で、カール氏はシャネルを復興させたのでしょうか。自分の色を出した全く新しいブランドをつくるのではなく、あくまでもシャネルの伝統を守りながら、「ブ...
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サービスの追求

東京に上京して約5年、ずっと通い続けている理容室がある。店主と奥様で営んでおられる理容室でカット席2席と待合席4席の店構えである。店内には訪れたアーティストや地元のアスリートがポスターを掲載している。私もミーハーの感覚で店主が「どんな人物なのか」気になっていた。初めて訪問した時のことを今でも覚えている。当初は愛想のない人だと思っていた。「東京の人はこんなものか」と感じた。しかし、話すうちにプライベートを共有してく、価値観や趣味趣向などを話す。髪の毛を仕上げてもらう1時間は私どもがお客様と面談させていただくのとほぼ同じ。店主も髪の毛を切りながら、セールストークを展開している。技術(腕)は確かなのだが単に技術だけではなく、人で勝負しているのが伝わる。なんせ会話の引き出しが多いことと、「どんな人生を送ってきたのか」が気になる。店主は年の頃60代で「江戸っ子気質」の持ち主である。数々の芸能人、アーティストの頭を仕上げてきた方だが「そこ」を売りにしない。「お客様に媚びないスタンス」はむしろお客様との距離を近くする。店主が理容のコンサルティングをしているように感じ、どの職業も人間力があらためて必要...
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低欲求時代の高欲求集団として

先日、お取引先の部長様にとある老舗寿司店に連れて行って頂いた。お寿司の素晴らしさは言わずもがなだが、この道50年の大将が話した何気ない一言が印象に残った。「職人の握る寿司じゃなくて職人風のロボット寿司で満足する人も多い。そっちが多数派になったら、いつかロボットの方が本物って時代になるのかね」誰よりも本物である事に強くこだわっているはずの人からそんな言葉を聞くのは意外だった。そういえば、今の日本は成熟社会を通り越して低欲求社会と表現される事もあるらしい。「よくわからないけど、不安なので、現状維持で」そういう考えを持つ人がとても多い、という事だろう。確かにご相談にいらっしゃる求職者様にもそういう感覚の方が増えている気もする。しかし、転職というのは、大なり小なり必ず、何かが「欲しい」と思う気持ちからスタートする。その気持ちを具体的にキャリアで実現し、自分なりの環境を手に入れる作業である。今風のワークライフバランス、働き方改革、昔ながらのキャリアアップでも、なんでもいいが、とにかく今を変えるには、自分から湧き出る強い欲求のパワーが絶対に必要だ。これはいつの時代も変わらない普遍的な真理だと思う。...
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愛のある叱り方

皆さんは親にこっぴどく叱られたり、怒鳴られたりしたことはあるだろうか。私はよく怒られていた記憶があるが、当時の私は、怒ったりする人は私を嫌いな人なのだと思っていた。つまり、親は私のことを嫌いなんだと思っていたのである。私には4歳の二女がいる。まだまだ流暢に言葉を発することは出来ないが、コミュニケーションはある程度はとれるレベルである。彼女は強気な性格で、姉にもよく挑んでいくし、また怒るとすぐに手が出るという悪い癖がある。そんな彼女の我儘ぶりに私も強く叱る時があり、妻よりキツイ口調で叱る時がある。二女は私に怒られると決まって、『パパなんか大っっキライッ』と思いっきり言い放つ。いつものお決まりである。そんな彼女と先日お風呂に入った時に、初めて聞いてみた。「パパって怒ると怖い?」父親としてのプライドもあるので、「怖い」と言ってほしかったところも正直ある。そして彼女は、「お口は怖いよ」「でもココロは怖くないよ。優しい。」そして、ニッコリ微笑んだ。「この人は口では厳しいことを言うが、私のことを愛してくれている」と感じとっているのか。そして、少し黙ってから『お口とココロは違うんだよ』と言ったのだ。...
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空き

去年やっとガラケーからスマホに変えた。スマホにはカレンダー機能ももちろんあるので予定など入れていたのだが、その日をクリックしないと予定を一覧できない仕組みになっていた。あれはいつだっけ??これはいつまでにしなくちゃいけなかったんだっけ???などと、予定を入れているにも関わらず、頭の中は整理できておらず、非常に忙しく感じた。「忘れる」ということを安心してさせてもらえないのである。日々忙しいので、一切を忘れて現在の物事に集中する必要があるが、いつまでも脳のワーキングメモリが「忘れられない」予定たちに支配されており、必要な容量が残っていなかった。そのため全体としての効率が落ちていたのである。 ある日、某大型書店の前を通ると、手帳フェアが大々的に開催されていた。親切な店員さんもおり、このタイプだとこの手帳があります、大きさはこれとこれで色は・・と無数の手帳の中からアドバイスしてくれる。こんな手帳マスターがいたのか。さらに、手帳というアナログな手段を選ぶ人がまだこれほど多いのかということにも驚いた。さらに歩いてみると、見たことのないようなレイアウトのものもあり、楽しく検討できた。その中で、文字の...
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ミシェル米大統領夫人のラストメッセージ

今月20日に、新たな米国大統領としてトランプ氏をホワイトハウスが迎える。一方、同日にホワイトハウスをオバマ大統領と共に去ることになるミシェル夫人が公式としては最後となるスピーチを先日公開行事にて行っていた。その動画をたまたま目にする機会があり、人の心を動かすスピーチに感動した。スピーチの内容自体は、日本人である自分にはピンと来ない部分もあったが、ミシェル夫人が、自身の言葉で想いを語り、訴え、聴衆の心を動かしていたことに感動した。また、「働く」ということを考えさせるスピーチだった。「この国はあなた方のものです。あらゆる経歴、あらゆる社会的地位のすべての人々のもの。多様性こそが(移民・人種・宗教などを指していた)、米国の誇り高き伝統の一部である」と、白人主義・反グローバリズム的な発言をするトランプ氏とは真逆なメッセージを送り、「たゆまぬ勤勉さと優れた教育があれば、どんなことも可能になる。大統領にだってなれる。それこそがアメリカンドリームなのです。多様性こそが米国を形作っている。」貧民街からハーバード大学で学び、苦労と努力の上にファーストレディーとなったミシェル夫人だからこそ、言葉に重みがあ...