未分類 Leather&Core
皆さんはご自身の持つ靴や鞄に使用されている、革について考えたことはありますでしょうか。ふとしたことから興味を持ち、調べていくにつれ、革にはその国々での歴史や普及の秘密があり、非常にスピリチュアルなものであることを改めて感じました。世界で最初に「革」を使ったのは、ネアンデルタール人といわれています。皮から肉を削ぐために、石器を使用していた際、革をなめす技術が生まれました。宗教、環境、文化と大きく関わっている革は保護政策等が生まれました。そのため、世界各国で様々な技術革新が生まれたのです。南米では様々な種類の動物が生息しており、毛皮や革を取る文化が古くからあります。ワニやサメ、オーストリッチといった高級皮革が豊富です。東南アジアでは、ワニの養殖が進んでおり、皮用、食用としても珍重され、文化に根付いています。アメリカでは、革は食用肉の副産物でした。インディアンの革の装飾品の技術も有名で、素晴らしい工芸品も残っています。ドイツは化学工業が発展しており、革の加工には多くの薬品が使用されていました。染色技術等が文化として発展しました。イタリアではタンニンなめしの歴史が古くからあり、ルネッサンス時代...