未分類 本格派
十代から二十代にかけて、海外で長く生活しておりました。当時は文化を理解したいという思いもあって、なるべく現地の人が食べるようなお店で食事をしていました。日本に帰国してからも、エスニック料理店等に足を運ぶのですが、日本にある他国籍料理店は、大きく二つに分かれる傾向があるように思います。日本人の舌に合わせる店と、現地の味を貫く店です。一般的には日本人の口に合わせるお店の方が、繁盛していることが多いように感じます。これは当然のことで、多くのお客様が「おいしい」という感覚を求めている中で、「本流」を求めている人、「本流を知る人」が、一部に過ぎないからです。「おいしい」という感覚が、日本人としての食生活に根ざしている以上、日本人の味覚に合わせる店の方が繁盛するのは、当然のことなのです。しかしながら、個人的には、現地の味を突き通すこだわりの店が好きです。香辛料等も現地のモノを使い、同じような調理方法で作られる事に意味があるのです。アメリカを訪れる多くの日本人がカリフォルニアロールに違和感を覚えるのは、日本の伝統的な料理である「寿司」を勝手にアレンジし、別の次元ものを「sushi」として流通させてい...