未分類 言葉の持つ価値
ノーベル文学賞をボブ・ディランが受賞した。文学者でない彼がノーベル文学賞というのは確かに違和感があるが、ポピュラーミュージックを歌詞の持つ世界観によって高い地位にまで引き上げた功績が認められた、という事らしい。楽曲については詳しくないが、言葉(強いメッセージ)には人を動かす力が宿っている、という事を再認識させてくれた出来事だった。ボブ・ディラン本人は、「歌詞は音楽以上に大事。歌詞がなければ音楽は存在し得ない」と若い頃から公言していたようだ。反戦や人種差別などへのアプローチに代表されるように、人間が持つ愚かさや危うさをテーマにした作品はとりわけメッセージ性に優れている事が良くわかる。音楽と文学どちらが高尚なのかというのはさておき、どちらも人間が作り出し、とりわけメッセージ性に優れたものは、時代を超えて、また新しい世代に受け継がれていく事が共通しており、そこからまた、新たなカルチャーや強い結びつきを形成していく。昔の人も現代人も、この辺りは大きく変わらない部分だ。人は、常に他者との関係性の中で生活しており、何かを伝えたり、伝えられたりする事で様々な決断をしている。そのつながりの中で、より良...