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近代の終わり

「私をスキーに連れてって」が再度ブームになったからか、バブル時代について考える事が増えた。ある意味で、日本経済のピークであり、その後の長い停滞を生み出した要因。一体、バブル経済とは何だったのか。最近、「バブル経済とは、近代の終わり」という記事を読んだ。その記事によると、近代とは、「より速く、より遠くまで」を追求した時代。その合理化の追求に終わりを告げたのが、バブル崩壊との内容だった。上記の考え方で言うと、近代とは、「答えのあった時代」と言えるかもしれない。右肩上がりの経済だから、ビジネスの方向性としては、「より多く、より速く、より高く」を追求する事が答えになり易い。上記のような高度経済成長期やバブル経済が「答えのあった時代」だとすると、その後の「失われた20年」は、「答えのない時代」と言えるだろう。これまでの価値観や枠組みが崩壊し、多くの人が、前例のない問題に対して解決を模索した。人や企業が生き残るに当たって、一から物を考え、変化に適応する事が、以前よりも遥かに大事になった。今の日本における様々な問題は、制度疲労、言い換えれば、従来の制度や仕組みが時代の変化に適応出来ていない事が大きい...
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背景を考える

背景とはー。お仕事をさせていただくことの中でもそうですが、普段生活をしていく中でもふと考えさせられることがあります。一口に背景と言っても歴史的背景、政治的背景、人間関係的背景など様々な背景が想起されます。歴史的背景⇒もともとのルーツや考えに基づき、現在はこうなっている。政治的背景⇒政治的理由による動き。一個人では介入できない程の大きな影響を与えるもの。人間関係的背景⇒人が生活をしていく中で生まれる感情、人間同士の結びつき。例えば、多くの企業様を担当させていただいておりますが、企業様には必ず発祥の地、起源があります。今後、やりたいと考える事業や展望などから人の採用や設備投資がうまれます。これだけ見ても、前述させていただきました、3つの背景はとても重要だと考えております。同時に日本には四季があり、様々なイベントがあります。ひとつに、3月、4月春の季節は出会いと別れの季節と言われます。採用、入社式、入学式などの観点から、その背景を考えてみました。テーマ:「花見」もうすぐお花見の時期ですが、桜の木の下で飲食を楽しむことは、世界的に見ても日本にしかない珍しい文化。「いつ」「どこで」「どのように」...
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歯科イズムに学ぶ

「日本の歯科医院はコンビニよりも多い」という話があります。全国に7万件弱と言われていて、商店街、住宅街、駅ナカなど場所を問わず至る所にあります。想像以上の競争市場だと言えます。先日、私も久しぶりに歯医者の門をくぐる事にしました。新規開拓ですが、ネットの情報もあまりあてになりませんので、家から近い事、清潔感がある事くらいでその歯医者さんを選びました。結論、この新規開拓は大正解でした。近所に住む人がいたら間違いなくこの歯医者さんをお勧めすると思います。私が良いと思ったポイントは下記です。① 受付の方の感じがすこぶる良い(マニュアル的でない)。② 診察がスピーディで説明が分かりやすく無駄がない(患者に納得感がある)。③ 歯医者としての矜持がある(歯科イズム)。どれもサービス業、接客業としては重要だと思いますがとりわけ、③に私はぐっときました。冒頭の数字の通り、歯科医というのは激しい競争にさらされていますが中々差別化しづらい(選ぶ基準が分かりづらい)業態だと思います。そうなると、結局わかりやすい立地や宣伝、建物の新しさなどを前面に出しお客様(患者さん)を獲得する方向になるのが普通だと思います。...
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コミュニケーション

先週、平昌五輪が幕を閉じました。日本選手の皆さま、大変お疲れ様でした。最後に栄光をつかんだ選手、涙をのんだ選手、数多くのドラマがあった今回の五輪。個人的に感銘を受けたのはカーリング女子でした。とても笑顔が素敵な4選手が氷上で多くのコミュニケーションを交わしながら紙一重のところで、涙をのむ場面、笑顔になった場面が印象的でした。3位決定戦の英国戦では、勝利の女神が微笑んでくれたことに、私のみならず応援していた全ての方が笑顔になったことと思います。そして、このカーリング女子を陰から支えてきたのが、リザーブの本橋麻里選手でした。本橋選手はトリノ五輪から日本代表として「マリリン」の愛称で知られており、今大会までのカーリング女子を引っ張って来た方の1人です。そんな本橋さんは過去の五輪では、日本代表選手としてメダルを手にすることが出来ませんでした。その要因の一つに「敗因の振り返りと修正が出来ていなかった点」をあげておられました。と言うのも、日本代表ともなると、次の五輪に向けて、日々のスケジュールがびっしり詰まっており、非常に忙しいため、修正点や課題点をチーム内で完全に消化できないまま、次の大会へ出場...
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平昌オリンピックとアスリート

平昌オリンピックにてフィギュアスケートで羽生結弦選手が金メダルを獲得し、五輪連覇を達成!女子スピードスケートの小平奈緒選手、高木美帆選手などメダル獲得の試合を手に汗を握って応援し、メダル獲得の瞬間には大声で喜び、選手の姿に感動し泣いてしまいました。本当に素晴らしい試合でした。オリンピックだけではなく、己と戦うアスリートの方々の姿に心打たれるものがあります。選手が流す涙にも、心が動かされます。それぞれの涙の真意はわかりませんが、溢れてくる想いが涙だったのだと思うと、私も自然と泣けてしまい、「己に勝った」ことへの賞賛と感動、そして、「本当に良かったね・・」と心からの労いの想いでいっぱいになりました。弱い自分や、不安で心も頭も支配されそうな気持に打ち勝つことを簡単ではありません。最後は「自分ならできるはず」だと自分を信じるしかないわけですが、その為には、自分を信じれるだけの練習・努力が必要なことは言うまでもありません。そして苦しい練習を乗り切れるのは、成し遂げたい「目標」があるからだと思います。アスリートでなくても、私たちでも同じ状況だと思います。仕事をしていると心が折れそうになる時もあると...
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デジタル化への反動

大学生の就職活動では、多くの学生が就職情報サイトを活用し、企業サイドもこうしたサイトに自社の情報を掲載するという流れが主流になっている。しかし、この流れに大きな変化が起こっている。その理由としては、「売り手市場」であることが大きく関係している。現在の採用市場では、少ない人材を企業が取り合う構図になるので、学生からの応募を待っていては、優秀な学生を採用取り逃がしてしまう。その為、企業が学生に直接声をかけるという「逆求人型」の採用活動が活発化してきているためだ。企業側は、求人サイトを介さずに直接学生にアプローチするケースが増えており、こうした動きは、売り手市場の中でスピード感がある点や、サイトに支払う費用の削減という側面が大きい。また学生側も、企業と直接のコンタクトを取れるメリットがある。世の中がどんどんデジタル化を進めているように見えるが、その反動が起こっているのかも知れない。どんなに世の中が発展しても、実際に働く場所は仮装空間の中ではなく、現実の人と人とのつながりの中であり、日々、私達は喜んだり、悩んだりする感情と共に働いている。そうなると、将来一緒に働く人と出会うときにも人を介して、...
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サラリーマンと呼ばないで

21世紀に入って間もない頃だったと思うが、ある全国紙の「サラリーマンと呼ばないで」という連載記事が話題になった。当時は、誰もが知るような大企業が次々に倒産し、時代は「失われた十年」に突入していた。高度経済成長や、「私をスキーに連れてって」に象徴されるバブル景気という右肩上がりの時代が過ぎ、「いい学校に入って、いい会社に入れば、いい人生を送れる」という社会の前提が崩れる音を立てていた。「サラリーマンと呼ばないで」は、廃業や倒産、激動に翻弄された人達の物語。この記事が支持されたのは、変化する時代の中で、多くの人が抱え始めていた不安や哀しみを代弁し、挫折と再起を力強く描いたからだと思う。誰もが、「自分の人生を自分で選択したい」と思っている一方、それは容易でないように見える。時代の荒波が来て、社会の前提が崩れれば、一個人ではあらがいようがない。しかし、先程の「いい学校に入って、いい会社に入れば、いい人生を送れる」も、誰かが約束した訳ではない。極端な例えをすれば、第二次世界大戦中に、「日本が勝つ」と叫ばれていたのと同じで、実現が保証されていた訳ではなかった。何かを信じるという選択をすれば、その恩...
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シンカ

「シンカ」毎年、今年はこういう年にしたい。成長したい思い。起きる出来事に期待する思い。皆様も年初はポジティブな思いを馳せているのではないでしょうか。年始の思いも、過ぎ行く慌ただしさの中でだんだんと薄れてきます。業務の目標、自身の私生活の目標、進捗管理と結果を振り返ることが大事だと考えております。多くの方が悩んでおられることとして、趣味、スポーツであれば実行できたことが仕事になるとなかなかできないとお聞きします。私自身も経験がありますが、野球やサッカーであれば、自分自身が目指すスキルの取得やチームの皆で大会での優勝など目標が明確にあります。格闘技であれば、心技体の実践で段位(帯)の取得や大会への出場など目標をたて、そこに向けて練習をします。社会人になると目の前の業務に追われ、目標を見失ってしまうことが凄く多いように感じています。共通していることは仕事も目標を明確にする(必ず期日を設ける)ことが大事。社会人になると時間の捻出(タイムマネジメント)が非常に重要なカギを握ります。業務目標をたてるとそこに近づく為にはどうすれば良いのかを考える習慣がつきます。日々の積み重ねが重要で毎日考え続けると...
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人でなければ駄目な事

1年前に引っ越し祝いに頂いたルンバは、すでに我が家に無くてはならない存在となった。子供の世話に集中できるので、完全に吸い取りきれてなくても、掃除機としての満足度はすこぶる高い。身の回りの事はさらに自動化されていくのかもしれないが、ルンバに関してはあくまでも従来の掃除機のちょっとした進化であり、ビデオに予約録画機能が付きました、という様な意味合いで捉えている。だから、我が家でもすんなりと受け入れる事が出来たのかもしれない。もし、ドラえもん的な世界が実現できる世の中になったとしても、それを受け入れる人間側にはそれなりの抵抗感が生まれそうな気がする。そうなると「やっぱりこれは人じゃないと嫌だ」というものが、逆に浮き彫りになってくるのかもしれない。技術的には機械化できたとしても、感覚的にNOなもの。例えば、視覚化・数値化できない「気持ち」を汲むコミュニケ―ションを必要とするもの。あるいは、気持ちを動かす「感動」を与えられるようなものだろうか。この辺りのスキルを必要とするのがAIに代替できない「なくならない仕事」のはずで、将来、この仕事の賃金が上昇して、世間の憧れの職業になっていくとしたら、面白...
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厳しい言葉の裏側

私は野球を本格的に取り組んだことはないのですが、野球人と言われる方々をメディアを通して知る中で、非常に魅力的な方が多いと感じています。その尊敬する1人でもありました、星野仙一さんが先日、亡くなられた事は本当に残念でなりませんでした。そんな星野さんは以前、社会人が選ぶ上司にしたいNo1有名人として、選ばれたことがあります。次のようなお人柄が受け入れられたようです。・野球に情熱を燃やしている。・芯が強い。・間違った時には選手を思いっきり叱り飛ばす。・いい仕事をした時には思いっきり褒める。・選手の奥様の誕生日にはプレゼントをさりげなく送る。上記の事に加え、星野さんは非常に気配りの出来る方であったそうです。そんなお人柄だからこそ、選手やファンのみならず日本に多くの星野仙一ファンを作る結果となりました。常に『周囲の人の気持ち』を考えておられ、またそれは、人の喜びや成長に繋がることが前提となっているため、優しさだけではなく、自ら鬼となる事も厭わなかったのだと思います。私共のお仕事は求職者様の転職の成功がひとつのゴールとなっております。そのゴールに辿り着くためには、星野さんのように優しい言葉をかける...
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嫁ブロック

「嫁ブロック」という言葉が定着してきたように感じる。ご存知の方も多いと思うが、嫁ブロックとは、夫が転職や独立を妻に反対され、内定や選考を辞退したり、独立を断念することだ。元々、企業の採用担当者やヘッドハンターの方々が使っていた言葉だったが、転職市場が拡大する中、一般にも知られるようになってきた。たしかに自分が担当する転職希望者から相談される事もあるし、弊社の他のスタッフもよく相談を受けるようだ。最近では親ブロックや妻の実家ブロックまであるらしい。転職という行為においては家族の理解が必要なのは分かるが、実際に働くのは誰なのだろうと問いたくなる。しかし、なぜこういう現象が増えてきたのだろうか。理由はいくつか考えられると思う。① 女性の発言力が、社会進出により増した。② 大手企業に勤務している人の転職活動が増え、条件面のかい離が大きくなった(業務の幅は拡がるが、内定先の条件が現職より下がる。)③ 大企業に勤務している人だと、家族も固い職業に就いていることが多く、一社にやり遂げるものという固定観念から反対に遭いやすい。しかしながら、そもそもは、妻に転職活動の理由、今後のキャリアビジョン、また家...
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ゆく年くる年

明けましておめでとうございます。本年も何卒、よろしくお願い致します。2017年は皆さんにとってどのような年になりましたでしょうか。あっという間に感じる1年でしたが、昨年も色々なことがありました。アメリカでトランプ政権が誕生し、北朝鮮の核問題、プレミアムフライデーなんてのが始まったのも2017年2月のことです。記憶に新しいところでは、神戸製鋼所などの不正行為によって日本のものづくりへの信頼が揺るぐという事態になってしまいました。転職市場では、これは肌感覚も含みますが、転職を希望・検討される方は増えていますが、「今よりもいいところがあれば」とファジーな意思で活動されている方が多いように感じます。一方、採用企業側では以前にも増して、厳選した採用をされていらっしゃいます。この厳しくなる選考を通過できる方は、ある特徴を持った限られた人たちに集中していると、最近の面接傾向から感じます。そのある特徴とは、「自らの目標を持っている人」です。昨年に限った話ではありませんが、特に、ここ数年で厳選採用がより顕著になっているからこそだと言えます。転職では必ず問われることになる、「何故、転職を考えているのか」「...
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変化

今年のノーベル文学賞は、日本出身のイギリス人作家、カズオ・イシグロが受賞して話題になった。ノーベル文学賞というと、川端康成や大江健三郎のように、いわゆる重鎮という感じの作家をイメージするが、イシグロは、丸首のTシャツにジャケットという格好で気さくにインタビューに応じ、非常に親しみやすい人という印象があった。ノーベル文学賞といえば、昨年は、シンガーソングライターのボブ・ディランが受賞した。彼も、「権威」というイメージからは程遠い。むしろ、体制に対して異議を唱える人で、そもそも小説家ではなく歌手だ。受賞者の顔ぶれから、時代の変化を感じる。イシグロとディランの共通点を考えてみると、二人とも、自分の作風を変化させ続けている。イシグロは、デビュー作で、自身の出身地である日本を登場させているが、その後、映画化された代表作の一つでは、日本的なモノは姿を見せず、古き良きイギリスを舞台に小説を書いている。また、その後、映画化された別の作品では、近未来の世界の小説を書いている。既に成功したのに、大きく作風を変えることが恐くないのだろうか? とも思うが、本人にとっては、昔の自分にしがみついて、変わらないこと...
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顧客との関係構築、自身の成長測定

世の中にある営業というものには様々なスタイルが存在します。店舗に来客されてからの初対面から始まるケース。得意先との一本の電話からスタートするケース。既存顧客との引継ぎから新たな人間関係と顧客関係が生まれるケースなど。人間のイメージとは恐ろしいもので、様々なスタイルの営業マンの接遇で「また来よう」「またあの人に会いたい」と思うような気持ちにさせることが出来るのが「ホスピタリティ」ではないかと私は思います。サービス業(接客業)の中の用語として使われることが多いのですが、企業対企業の商談も同じで、お迎えする会社側は「社屋の格や企業対応」を問われますし、往訪している側は「身だしなみや力量」を問われます。往訪する側の力量の中には、前回、往訪時にお話しした内容などを展開できるか等の「対人スキル、コミュニケーション能力」はとりわけ見られることが多いように思います。顧客とのリレーションを大事に出来るか否かは営業マンの生命線とも言えるからです。初回、二回目、三回目と会うたびにその方の個性が見えてきますし、さらに深く見られるものです。定期的に合う方や慣れ親しんだ関係の方とはこの感覚が薄れていきます。ここは...
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強者の品格

相撲に関するニュースが世間を騒がせていますが、その議論の一つに「品格」という言葉がよく出てきます。「横綱の品格としていかがなものか」という感じで。100キロを超す大男がぶつかり合い、投げ飛ばして勝敗を決するのが相撲ですが、その激しさと相反するイメージの「品格」が殊更強調されるのもなんだか不思議な気がします。でも考えてみれば「体が大きくて腕力が強い、そして粗暴である」。もし力士がそんな存在だったとしたら、とてもじゃないですが国技としての価値は見い出せなかったでしょうし、相撲という存在自体がとっくに無くなっていたかもしれません。『心技体』が求められるこの世界は、ただ強ければそれでいいではなくて、相撲道という言葉が表すように精神面の充実に価値を見出すことは、とても貴いと感じます。でも一方で、それが戦いの場所である以上、まずは「勝つ事」を最優先とする感覚がなければお話になりません。もし弱ければどんなに凛としていても世間は話題にすらしないでしょう。『最強の強さ』と『最高の品格』横綱という存在には、その両方が求められるという事になります。でも実際には角界のみならず、一般の会社でも当てはまる事だと思...
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綺麗な言い回しか自分の言葉か

言葉というものは、自分を助けるものでもあり、逆に自分の首を閉めてしまうとても気を付けなければならないものだと痛感します。言うまでもなく、ビジネスにおいては特に気をつけなければなりません。自分の発言で人生は大きく変わっていきます。こんな話があります。とある会社の代表が大勢の社員の前でスピーチをした時、君達は会社の歯車として頑張るべきだと力説をしたそうです。力説している本人としては、「一人一人が自分の役割をしっかり果たしてほしい」と言う意図で発した言葉が、社員から聞いたら全く別の意味に捉えられていたと言うお話です。そしてこの社長はその後、社員からの信用を失ってしまいました。このように言い回しひとつで展開が大きく変わることが度々発生するのは世の常です。私共の会社では、聞き手に誤解を与えないように、また解りやすいように伝えるかを皆で考え、共有しています。例えば、子供相手に難しい言語を並べて説明したところで、こちらの伝えたい内容は殆ど理解してもらえません。子供にも解りやすい言葉と表現を使いながら 、伝えると言う事が何よりも重要です。これは大人の世界でも同じ事が言え、極力難しい言葉を使わないように...
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出戻り

一度辞めた社員を、企業が再び雇用する「出戻り」を認める風潮が高まっている。経営層だが、最近のニュースで有名なのは、日本マイクロソフトの会長だった樋口泰行氏が、かつての勤務先だったパナソニックの専務役員になった例だ。再雇用制度の導入の動きは相次いでおり、2015年にはサイバーエージェントの再雇用制度が話題になったほか、「ジョブ・リターン制度」などとして、ニトリ、AOKI、雪印メグミルクなど、複数企業が制度導入を公表している。企業にとって、出戻り社員には、業務の即戦力度が高いこと、会社の事を良く知っていること、新しい知見や物の見方を持ってきてくれること等のメリットがあるのだろう。古巣に戻る社員は、退職する前は別の会社を「隣の芝生は青い」ように見ていたが、実際に転職を経験してみて、自分の芝生が青かったことに気付いた、という人も少なくないようだ。いかに転職が一時の気の迷いでするべき判断ではないともいえるだろう。的確な判断をするには、市場全体を見る視点や、自分自身を客観的に見ることが重要だが、転職希望者と話していると、優秀な方であっても、感情に流されない客観的な判断がいかに難しいかを強く感じる。...
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文化圏のギャップ

外資系企業の人事ご担当者様から、「日本の採用機能がシンガポールに移転した」等と聞く事が増え、改めて、グローバル化の波を感じる。日本に採用機能がある外資系企業様の人事ご担当者様からも、「海外の上司から、『何故、日本は他の国のように、直ぐに採用出来ないんだ』とよく詰められ、いつも理解して貰うのに苦労している」と聞く事は少なくない。終身雇用が崩れて来たとは言え、日本は、欧米や中国程、雇用の流動性が高くない。英語がビジネスレベルの人の割合も、他のアジア圏程、多い訳ではない。人は誰しも、ある程度、自分のバックグラウンドを基に、物を見たり考えたりする傾向があるので、上記のような地域特有の事情を、他の文化圏の人に説明するのは、いつの時代も大変なのだろう。上記は国の違いだが、日々の仕事でも、大きさは違えど似たような事が起こっている。「あの部署は、こちらの状況を解っていない」というのは、一般的に、社内でよく聞かれそうな会話だが、噂されている相手の部署も同じようなことを言っている、というのもよく聞く話だ。営業、マーケティング、開発等、それぞれの部署で、当然、考え方も違う。こういった“文化圏の溝”をいかに埋...
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W11「独身の日」中国パワー

2009年からアリババグループが取り組んできた、11月11日の「独身の日。」中国ではすでにネット通販会社が各社特売セールを繰り広げる商戦日となっている。今年は過去最高の売上となり、1日で約2.8兆円(!)とのこと。楽天の年間流通総額が約3兆円らしいので、わずか1日にして楽天の1年分を稼いでしまった。もはや規模が大きすぎて「Wow!」としか言葉が出ない・・日本でも楽天のスーパーセールやAmazonのプライムセールなどがあり、私もついつい「どんなものか」とそのショッピング体験をしたくなって、要らぬものまで買ってしまった経験がある。完全に周囲のお祭り騒ぎに乗っかってしまった、ピュアな消費者だ。この「独身の日」が実際にどのようなものか実体験をしていない為、解らないが、調べる範囲では、日本で行われている各サイトのセールとは違って、アリババが物流網の徹底構築や、中国全土の小売店約60万店舗とデータ情報交換など協業することで、リアル店舗での売り上げ拡大など、取り組みの仕方やその意気込みが全く異なると感じた。物流網1つとっても、日本では運輸会社のドライバー不足や長時間労働が問題視され、10月にはヤマト...
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あるべき自分への道のり

自己評価と他者評価というものが存在する。人が働く環境というものは、会社勤めをされている方、自営業をされている方、公務員の方など、環境に関してそれぞれであり、どこにおいても誰かしらからの評価を受けるものだ。今回はその中でも「業務評価」と「人間性評価」に関して考えてみた。「業務評価」これは組織における必要な役割、基準を満たしていれば、誰しもが平等に受けられるものである。会社組織などにおける360度評価のようなものも、利害関係を共にした共通認識のある環境下における相対評価でしかない。「人間性評価」こちらに関しては人とやり取りをする人間社会において、互いの意思や心の中での思惑が行き来するものだ。家族や友人、会社の先輩後輩、上司、今までの人生に関わった方々の影響で形成されるものだ。「あの同期社員からこう見られ、こう思われている」「上司からは」また、「家族からは」というように、人は常に自分の意思や思考とは別の立ち位置や見え方が存在している。こちらは絶対評価とも言えるのかも知れない。業務評価よりも人間性評価で言う所の、やりきる能力、自己分析力し、自己アピール力を持ち、社会のコミュニティーにローンチ出...
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戦略+生き様

先日の衆院選投票は台風と重なり大変でしたね。何より、今回の選挙は希望の党のゴタゴタがとても印象に残りました。小池さんは「自己マーケティングの達人」と称されているそうですが、商品価値を下げるお粗末な発言が何発か続き、完全に自滅状態でした。また、パッケージ変更の商品リニューアルを図るような感覚で、民進党から希望の党へ「俺も私も」と鞍替えした方が複数いらっしゃいました。人格や筋道も重要な判断軸として国民に見られている立場の方々にしては、あまりに利己的で短絡的な行動だった様に思えます。およそマーケティング的でない、利己的、短絡的な思考や行動は身近にもあふれています。例えば、転職活動に置き換えてみても、同様な事例は多く見られます。大手企業の不祥事が明るみになり、世間に衝撃を与える事件が今年も多々ありました。これだけ、大手神話が崩れている中でも大多数の感覚に「大手は安心」という先入観がいまだに根強く残っています。悪いとは言いませんが、転職先を選ぶ判断基準としてはあくまでもサブ要因とすべきであり、とりあえず環境を変えることが主目的になると希望の党へ移った民進党の議員の方と大差はありません。転職活動の...
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時間の価値

私は片道1時間かけて電車で遠距離通勤をしている。遠距離通勤と聞いてどのようなイメージが浮かぶだろうか。つり革を持ちながら外の変わりゆく景色を眺めているようなイメージなのか。満員電車に揺られて狭く、暑苦しいイメージなのだろうか。その環境下でそれぞれの乗客がしていることも様々だ。睡眠。読書。スマホ。考え事。通勤電車内で日々、目にする光景である。同じ車両内で立っている人、座っている人、皆それぞれ異なることを行っている。しかし、その雑然とした環境の中に共通点が一つだけある。それは、時間と言う名の共通の資源を使っていることだ。ふと、考えてみた。私の資源はあとどれくらい残されているのだろうか。人生に真剣に打ち込んでいる方々であれば、実は思っている以上に残されていない事に気付いているはずだ。同時にそれを効果的に使う事がとても重要である点も理解しているのだと思う。この点、私はビジネスにおいて、特に再認識する必要があると考えている。何故ならば、自分以外の人の限りある資源を使わせてもらっている場面が多くあるからだ。人によっては自分の資源と人様の資源を同価値だと思い込んでいる人がいる。これは考え直す必要があ...
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「バランス」

4歳になる娘の成長を見守っていると、両親とは異なる個性に驚くことがある。例えば、食べ物でいうと、彼女は魚の皮や目玉等、独特な苦みのある部位が好きだったりして、まだ小さいのにまるで酒豪が好む肴のようなものを好む。私と妻が苦手とする部位を娘が片付けてくれるので、バランスが良い。これは食べ物の好みの話だが、キャリアの趣向も、人それぞれ驚くほど様々で、千差万別だ。転職希望者の生まれ持った性格、育った環境、両親の仕事観、学生時代の経験、新卒時の仕事等が現在のキャリアに大きな影響を及ぼしている。この仕事を始めて十年以上経つが、毎日のように新しい人に会っていて、当然ではあるが、ひとりとして同じ人はなく、毎日、異なるパターンのアドバイスを要する。私はキャリアコンサルティングの手法として、基本的には、その人の強み、出来る事、得意としていることを更に伸ばす方向でのご提案をモットーとしている。定量的なイメージでいうと、8割以上は即戦力性の高い仕事内容のご提案であり、2割程度がチャレンジ領域のご提案という感じとなる。結婚や出産等のライフイベントで家族が増えたり、最近のように女性の社会進出が目覚ましくなるとパー...
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豊かな人生をおくるために

『定年後』(楠木新著/中央公論社)という本が発売から2か月で14万部のヒットになっているそうです。このご時世ですから、年金保障問題などのため老後の生活の不安や、定年までに何をどうしたらいいのかと何年後・何十年後かの将来に漠然とした不安を抱いている人が多いということなのでしょう。著者いわく、収入も肩書も居場所も失う中で、イキイキと老後を過ごしている人は2%にも満たないそうです。一方、50歳前後の会社員で定年後を明確に意識している人は極めて少ないとのことですが、定年後を意識して昨今の「働き方改革」で残業が減った分、趣味を見つけることに時間を費やせば豊かな老後になるのかというと、違うように私は思いました。スポーツ選手は選手生命が短いため、否応なく第2の人生を早くから意識して考えていなければなりません。引退後の人生が豊かになるためには、選手としての活躍が必要となり、さらに活躍する選手になるためには・・と遡った明確な目標が必要です。有名な話では、イチロー選手は中高では全国大会に出る、高校卒業後はプロに入団し、ドラフトで1億円以上の契約金が目標、と小学生の頃から明確な目標をもっていたそうです。なり...
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人材サービスの仕事に携わっていると、書類を作成する機会が多い。その中でも、求人票の作成は、メイン業務の一つと言える。求人票は、本当に様々な種類のものがあり、世の中には、シンプルな記載のモノも少なくないが、内容が詳しいにこしたことはない。正確さが最も大事であり、分量が多ければ良いというものではないが、求人票の主要部分の一つを為す「仕事内容」の欄は、以下の点で重要だ。●企業様のニーズを正確にお伝えする●マッチングの手掛かりとなる(コンサルタントが求人票を見て、その仕事にどんな人が合っているかイメージする)●候補者様が業務内容のイメージを付ける手掛かりになる(エントリー等に当たって判断材料にもなる)この仕事を始めて駆け出しの頃は、「求人票が薄い!」と先輩からよく指摘されて、悪戦苦闘しながら加筆したものだ。最初から、企業様から詳しい内容の求人票をお預かり出来る場合もあるが、多くの場合は、ヒアリングを基に作成・加筆する。場合によっては、ヒアリング前に、最初から、こちらの方でドラフト(草案)を作成することもある。先程の新人時代の話に戻ると、「仕事内容を映像でイメージするんだよ」と先輩から指導された...