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備えあれば憂いなし

「まさか」は、台風や地震などの天災だけではなく、日々の生活の中で突然やってきます。先日も友人と食事をしていると、彼女の携帯電話にクレジットカード会社から電話がありました。「お客様のクレジットカードが不正に使用されている可能性がある」と一見怪しげな内容だったようですが、詳しく聞いてみると、まったく身に覚えのない支払いばかりで、なかには、アメリカやカナダなどの海外から請求されているものもあったそうです。直ぐにクレジットカードの再発行手続きを行い、大事には至らなかったのですが、公共料金や家賃の引き落としなど多くのものをクレジットカード払いにしていたため、カード番号の変更手続きをあらゆる機関に向けてしなくてはならないと友人は憤慨。友人は海外旅行に行ったわけでもなく、どこでスキミングされたのか全く分からないと話しており、自分にも起こることだと思うと、急に怖くなり、防止グッズを購入しました。備えあれば憂いなし。天災や事件・事故など自分自身で未然に防ぐことが難しいこともありますが、万が一に備えておくことが重要だと思います。それは、仕事においても同じなのではないかと思います。現状は、有効求人倍率も1....
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やり抜く力

近年、ビジネスやスポーツ分野において、「やり抜く力」が重視されている。「やり抜く力」とは、目標に対して情熱を持って、ひたむきに取り組み、困難や挫折を味わっても諦めずに努力し続ける粘り強さのことを指すようです。人がそれぞれの分野で成功し、偉業を達成するには、才能やIQよりも「やり抜く力」が重要であるということは科学的に証明されています。「やり抜く力」を伸ばすには何をすればいいのか?自ら「やり抜く力」を伸ばすには、3つのステップが重要です。これらは、成功者である「やり抜く力の達人」たちに共通する特徴だといいます。1「興味」自分のやっていることを心から楽しんでこそ「情熱」が生まれる。成功している方は目標に向かって努力することに喜びや意義を感じている。だからこそ尽きぬ興味と子どものような好奇心を持って「この仕事が大好きだ」と思うことが大事。まだ「これだ」と思うものが見つかっていない人は、次の質問を自分自身に問いかけることで、取り組むべきことを「発見」できる可能性がある。「どんなことを考えるのが好きだろう?」「いつの間にか考えているのはどんなこと?」「本当に大切に思っているのはどんなこと?」「自...
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それは、誰のためか?

6歳になる息子が、日課の宿題をするのをごねた。本人が納得できるように説得を試みたがうまくいかない。「じゃあもう今日でやめていいよ。無理矢理やらなくてもいい」…とプリントと鉛筆を取り上げて鞄にしまった。最終的に、息子は泣きながらなんとか宿題をこなした。「これって…親として必要なことだよな?」と自問しながら、なんとも言えない気持ちが残った。心の動きはこんな感じだ。「【ゴール】子供が生きる力を強くしたい」←「子供に賢くなって欲しい」←「継続して勉強する習慣をつけさせたい」 ←「自主的に宿題をやらせたい」←「宿題を日課として約束させたい」←「問題を解く面白さを感じさせたい」←「算数に興味を持たせたい」←「一緒に数字で遊んでみる」←「数字を覚えて欲しい」子供のためにとはいうものの、その中身は「〇〇したい」という自分の気持ちのオンパレードだ。要するに指導でもなんでもなく、思い通りに動いてくれない息子に苛立っただけなのだ。家庭でも職場でも、子供や年下、経験が少ない相手に対しては、精神的に優位に立ってしまい、先ほどの様な勘違い行為をしがちだ。その時点で教育や指導ではなく、自分のエゴを出す場所でしかなく...
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汎用的能力

就職情報大手の企業が今月、来年入社予定の学生向けに、どんな能力が身につく組織(会社あるいは職場)で働きたいですかと調査したところ、「どこの会社に行っても、ある程度通用するような汎用的な能力が身につく組織」と回答した学生は72.3%にのぼり、「その会社に属してこそ役立つ、企業独自の特殊な能力が身につく組織」と回答したのは27.7%で、その差は3年連続で広がりました。因みに国立教育政策研究所が定義する「汎用的な能力」とは「人間関係形成・社会形成能力」「自己理解・自己 管理能力」「課題対応能力」「キャリアプランニング能力」の4つの能力としております。個人的には、今の学生の方は転職を前提に就職する傾向が昔に比べて強く、1つの会社で終身的に面倒を見てもらおうという考えの方よりも転職も含め柔軟に対応する心構えがある方が多い点では、素晴らしいと感じました。確かに大手企業であっても、1年先にはどうなるか予測が出来ない世相です。その中で生き抜いていくために、社会人としてのベースは学びつつ、何かあった際にはすぐ対応できるだけの能力を身に着けておく事が必要な時代でもあります。その観点からも汎用的な能力の体得...
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ダイヤモンドの希少性

ダイヤモンドといえば、自然界で最も硬い物質であり、非常に美しく永遠の輝きを持つとも言われる希少な鉱物である。しかし、その希少と言う言葉に米国の大学が研究結果を基に待ったをかけた。地球の表面下145~240キロメートルに、1000兆トン以上ものダイヤモンドが眠っているという研究結果が先日発表されました。これは、今まで考えられていたよりも、はるかに多くの量である。埋まっている場所が深すぎて、このダイヤモンドを発掘することはほぼ不可能に近いという事であるが、もしこの大量のダイヤモンドが、市場に流通していたらどうなるか。市場での希少性を失い、宝石店に並ぶことも、指輪として使われることもなくなるかも知れない。希少性があるからこそ貴重だと思われていたものも、場合によっては、そうでなくなるかもしれない。また、『ダイヤモンドは貴重なモノ』という風にブランディングをしている側がコントロールしている説もある。実際に南アフリカのデビアス社の採掘技術は向上し、100年前は採掘量が100万カラット(1カラットは0.2グラム)を下回っていたものの、現在では1億カラット突破する採掘が可能となった。ましてや、ロシア、...
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ダイバーシティ

先日、某衆議院議員が月刊誌で「LGBT支援の度が過ぎる」「LGBTは子どもを作らない、つまり生産性がない」などと発言したことによって、各地でのデモ抗議に発展するなど「炎上」している。社会的には、まだまだ偏見を持った人が多いが、人口割合で言えば、日本のLGBT人口はアメリカよりも多く、左利きの人と同じ割合くらいに身近な存在なのだ。雇用の現場でも、企業のグローバル化や超高齢化社会に伴い、「ダイバーシティ経営」が求められるようになって久しい。そう、そもそも生産性を高める為に、ダイバーシティマネージメントが求められている。ダイバーシティというと、女性の活躍推進や人種・国籍に関係なく多種多様な人財が活躍できるような職場・制度というイメージが先行するかと思うが、ここ数年ではダイバーシティ推進の中でも、LGBTに対する取り組みも外資系企業や大手企業などを中心に増えてきた。この多様化する組織の中で、「求められる人財」というのも徐々に変化してきていると感じる。1つに、マネージメントである。人材の多様化や働き方改革による生産性向上が求められることによって、マネージメントの複雑化や高度化が課題になっている、...
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海図なき時代

弊社は業界特化型のエージェントだ。これは、お客様に専門的なサービスを提供する為だが、怖い面もある。日々の研鑽や情報のキャッチアップが欠かせないという点だ。例えばアグリビジネス。この数年間で、世界全体でM&Aの報道が一体何回あっただろう?十年前と比べると、業界の勢力図が大きく変わった。三年前と比べても、相当変化している。業界の生き字引のような方が編さんされたグローバルの業界史を拝見したことがあるが、目を通して驚いた。本当に、買収に次ぐ買収の歴史なのである。「戦国時代」という言葉だと、あまりにもありふれた例えで、伝わらないかもしれない。本当に私達は戦国時代に生きているのだと思わされる。激動の状況下、各社が生き残りの為、業界の枠組みや既存の慣習を超えて、新しい取り組みを手掛けている。顕著な例が新規事業立ち上げで、そのような場合、採用が必要になることが多い。採用で全てが解決するわけではないが、採用がないと成立しなかったり、採用で事態が大きく前進することが多いのもまた事実だ。海図なき時代。今の時代は、そう言えるかもしれない。既存の枠組みが、音を立てて崩れている。今までの常識が通用しない。高度経済...
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平成という時代

平成という年号が(平成31年)2019年、4月30日を以て終了となります。平成に生まれた私としては少しさみしい気持ちになります。その意味で、2018年は、実質的に平成最後の年になります。およそ30年間続いた「平成」とはどんな時代だったのか、振り返ってみたいと思います。1989年に昭和天皇が崩御され、小渕官房長官から新しい元号が掲げられました。その年は、世界的にも実に様々な出来事が起こり、大転換期にあったと言えると思います。同年6月4日に中国では天安門事件が起こり、11月9日にはドイツでベルリンの壁が崩壊した。ベルリンの壁崩壊を受けて、12月2日には米国のブッシュ大統領とソ連のゴルバチョフ書記長によるマルタ会談が行われ、米ソ冷戦の終結を宣言しました。日本では不動産バブルがピークに達し、89年12月の日経平均株価は3万8957円を記録しました。昭和という戦争を経験した時代、そして高度成長期を経験して、日本が大きく飛躍した激動の時期から平成という時代に入り、その高度成長期が終わり成熟した国家として質を高めていく社会になりました。大きな戦争や争いのない比較的平和な社会が実現されてきたとはいえ、...
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奥深き読み込みの世界

先週末、社員全員参加の研修を三浦で実施してきました。毎年春に行うのが通例なのですが、今年は第一四半期が非常に忙しく、少し落ち着いてきたところでようやくスケジュールが組めました。それぞれのコンサルタントとしての課題を軸として、事例の共有と検討、そして行動の改善に落とし込むところまでタイトなスケジュールの中で濃密な研修ができました。その中で、この仕事の難しさを改めて感じることになったのが、求職者様の履歴書、職務経歴書の「読み込み」です。これは、本当に奥が深い。A4数枚に、いわばその方の人生の一部が記録されているわけですから、似ている様で一つとして同じ内容はありません。そしてキャリアが続いている以上、最終的な顛末は誰にもわからない、未完の物語を読むようなイメージに近いかもしれません。その物語を読み込み、いかに面談で次の方向性を指し示すか。当然、常に主体は求職者様ご本人にありますが、私たちのかかわり方、これまでの物語の捉え方によって、今後の展開が大きく変わる事もあります。もちろん、我々は占い師ではないので、求職者様のキャリアを言い当てる事はできません。むしろ、読み込むことで「なぜ、こういう選択...
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相手を知る事の重要性

サッカーワールドカップ、日本対ベルギー戦。惜しくも敗れてしまいましたが、日本が2点を奪取した時、世界中の視聴者は日本の勝利を予想したのではないでしょうか。フィールドのサムライ達は絶対に2点を死守するという強い気持ちだったと思います。そこに油断は無かったはずです。しかし、その後に怒涛の攻撃にのまれてしまい、逆転を許してしまいました。どこかに流れを変えるポイントがあったはずです。ベルギーの1点目だったのか。それとも2点目だったのか。それ以外のプレーなのか。勝負事として、ビジネスにおいても突然、流れが変わる事があります。例えば交渉時の一言で形勢が逆転したなど。私共のビジネスにおいても不用意な一言がお客様の気分を損ねてしまうケースや、逆に何気ない一言が、お客様の心に響いたりする場合があります。いずれも、対峙する相手のお人柄をきちんと把握出来ているかが重要であると考えています。例えば、オシャレに気を使っているお客様が身につけているアクセサリーの話をさりげなく投げかけてみたり、ゴルフ好きのお客様に対して、商談内容と絡ませながら、自分のスコアが伸びない悩みをポツリと呟いてみたり。その一言があるかない...
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チームワーク

ワールドカップで、日本チームのプレーを観た。サッカーを知っている訳ではないが、チームプレーが出来ていないのではないか…というのが率直な感想だった。素人の自分が見ても、ゲームを俯瞰から見れているプレイヤーが少ないように感じた。サッカーでもビジネスでも、チームワークが重要という点に異論のある人はいないだろう。しかし、何をもってチームワークと言うのかは、個人完結型の競技や仕事でない限りは考えなければならないテーマだろう。かつて、Jリーグのジュビロ磐田で、黄金時代を作った元ブラジル代表のドゥンガ選手。当時、外国人選手が日本のレベルを引き上げる牽引役を果たした一人と言われている。ドゥンガ選手は、「日本はチームワークが素晴らしいと聞いていたけど、全く違った」と語ったことがあるそうだ。その理由は、個々が責任を果たしていないことにあったようだ。自分の責任を果たしてこそ、組織が活かされる。ジュビロ磐田のサッカー文化を変えた一人と言えるだろう。個の力が大事だとよく言われるが、もう少し掘り下げて考えてみると、自分の強みを理解するだけでなく、他の人の強みを理解することだと考えられる。世界トップクラスの選手であ...
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AGENT AWARD

「リクナビNEXTのGOOD AGENT RANINGユーザー満足度部門にて受賞しました」リクナビNEXTを利用する430社以上の転職エージェントの中から、ユーザーの総合満足度ランキングにて9位を受賞させていただきました。ご縁をいただき、人生の岐路の選択に携わらせていただいた方々との出会いに感謝するとともに、ご転職希望者様のニーズに少しでもお応えできているということであれば、とても光栄です。今後も現状に満足することなく、日々精進してまいりたいと思います。先日、こちらの授賞式に参加してきました。弊社の他にランクインされたエージェントの方々が来ておられ、お話をする機会がありました。業界特化型、職種特化型など多種多様なエージェントが集まっており、ゆっくり時間をかけて話ができたわけではありませんが、それぞれの会社にて、各々のこだわりがある、というのが共通点だと思いました。また、AIの時代にリアルで生きる私たちエージェントは、それぞれが自分たちなりの質にこだわったサービスを目指しており、「質」において切磋琢磨する時代になっていることを感じました。弊社も創業以来、仕事とどう向き合うべきかという「働...
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万引き家族

日本映画が21年振りに、カンヌ国際映画祭最高賞のパルムドールを獲得した。受賞作「万引き家族」は、東京の下町で、万引きで生計を立てながら暮らす、とある家族の姿を描いた作品。受賞後の記者会見で、監督や俳優が思い思いに、感謝と感激、作品やスタッフへの思い入れを語っているのが印象的だった。その中で、是枝裕和監督のコメントがひときわ印象に残った。劇中で、絵本『スイミー』が話がエピソードとして登場する。是枝監督は、撮影前の取材を振り返って、こう語った。「印象に残っているのは、親の虐待を受けていた子たちが暮らす施設。取材をしていると、女の子がランドセルを背負って帰ってきた。『何の勉強をしているの』と聞いたら、国語の教科書を取り出して『スイミー』を読み始めた。職員が『皆忙しいんだからやめなさい』と言っても聞かずに読み通した。皆で拍手をしたら、すごく嬉しそうに笑った。この子はきっと、離れて暮らしている親に聞かせたいんじゃないか、と思った。朗読している女の子が頭から離れなくて、すぐ脚本に書いた。」是枝監督は、続いて、テレビプロダクション所属時の経験に触れ、「誰か一人に向かって作れ」と先輩に言われ、そのこと...
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オーダーメイド

週末に会社のメンバーとスーツを作りに行きました。東京の下町で長年、営んでおられる小さなお店です。この店はフルオーダーというスタイルで、採寸から全て作りこむスタイルです。少し気になったので「オーダーメイド」という言葉を調べてみました。実は「オーダーメイド」というのは和製英語で、正しくはテイラーメイド(tailor made・made to order)と言うそうです。確かにテイラーメイドという言葉は、スーツのオーダーで聞き馴染みがあります。実際の「オーダー」には大きく分けて2種類あり、一つは「セミオーダー」「イージーオーダー」と呼ばれる、既存の製品をベースにしてカスタマイズしていくタイプ。もう一つの「フルオーダー」は、全てを好みの仕様で作りこむタイプ。いずれもオーダーメイドではありますが、どちらを選ぶかによって価格や納期に大きく影響するそうです。身の回りには知らないうちに利用している「オーダー」が多いのではないかと思います。例えばラーメン⇒麺の硬さを「カタ麺」で頼む方が多いと思いますが、ラーメンでも完全にセミオーダーとなっているお店がございます。オーダー用紙があり、そこで好みを選んでいく...
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文系の時代は来るか?

少し前の新聞記事になるが、日経とマイナビが2019年度卒の大学生と院生4.3万人から回答を得て集計した結果、文系では広告業・旅行業、理系では消費材や食品分野への就職志望者が増えていたそうだ。実は弊社が企業様からお預かりする求人の要件を見返すと、理系人材(理系的)を求めるものが極めて多いという事実がある。消費財の開発系や品質製造系は言わずもがな、最近だと理系バックボーンの営業職という様な要望も目立つようになっている。弊社お取引以外でも、当然ながらIT、金融やコンサルなどの業界でも理系人材が熱い。世の中全体の向きとしてもやはり注目されているのは理系だろう。先日、働き方改革法案が可決されたが、その肝となるのは「生産性向上」。それはつまり理系の花形分野であるAIやロボットへの設備投資を意味しており、あらゆる分野に最新の技術が浸透していく過程で、専門家の手が必要となるからだ。翻って、文系人材(私も含め)については…あまり派手にクローズアップされることがない。一昔前にMBA資格取得者がもてはやされた時期もあったが、それは自分たちの存在感の薄さからくる反動だったのかもしれないとも感じる。要するに「自...
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差別化について

最近のコンビニは、日々入れ替わりで様々なモノが陳列されており、ついつい長居しまうことが多くなっている気がします。ちょっとした気分転換にもなる場所だと個人的には感じています。小売業界の中でもひときわ業績好調で店舗数もまだ増えていくようです。反対に昔からある町の個人商店などは、非常に厳しい経営を強いられており、どうやって生き残っていくかに思考を凝らしているようです。大きなものに小さなものが立ち向かっていくには「差別化戦略」が必要であり、これが突き抜けることが出来ると、大きいものにも対抗できる強さをもちます。差別化を図った書店の成功例がつい最近、テレビの特集で組まれていました。業態的には、生き残ることが厳しい業界であり、その背景としてネットの普及、通販の台頭など、お客様が店頭に足を運ばなくても本を読める環境が整ってきた事があげられます。結果として、多くの書店では売上が厳しくなっている現実があります。特集されていた書店は北海道の片田舎の本屋でした。その書店もバブル期はものすごく繁盛していたそうです。しかし、バブルが弾け、客足も減り、何度か倒産の危機にあったそうです。そんなある時、お店に店主の知...
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差別化について

最近のコンビニは、日々入れ替わりで様々なモノが陳列されており、ついつい長居しまうことが多くなっている気がします。ちょっとした気分転換にもなる場所だと個人的には感じています。小売業界の中でもひときわ業績好調で店舗数もまだ増えていくようです。反対に昔からある町の個人商店などは、非常に厳しい経営を強いられており、どうやって生き残っていくかに思考を凝らしているようです。大きなものに小さなものが立ち向かっていくには「差別化戦略」が必要であり、これが突き抜けることが出来ると、大きいものにも対抗できる強さをもちます。差別化を図った書店の成功例がつい最近、テレビの特集で組まれていました。業態的には、生き残ることが厳しい業界であり、その背景としてネットの普及、通販の台頭など、お客様が店頭に足を運ばなくても本を読める環境が整ってきた事があげられます。結果として、多くの書店では売上が厳しくなっている現実があります。特集されていた書店は北海道の片田舎の本屋でした。その書店もバブル期はものすごく繁盛していたそうです。しかし、バブルが弾け、客足も減り、何度か倒産の危機にあったそうです。そんなある時、お店に店主の知...
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「就職氷河期」

就職氷河期。かつて、リクルートの就職雑誌「就職ジャーナル」が提唱し、「新語・流行語大賞」においても審査員特選造語賞を受賞したこの言葉は、今ではすっかりバブル崩壊後の就職状況を表す単語として定着している。バブル崩壊後、各社が新卒採用を手控えざるを得なくなった結果、発生した就職氷河期は、10年以上続き、中でも特に就職が厳しかった世代は、いわゆる「ロスジェネ」と言われている。今、30代後半から40代前半の世代だ。例えば、漫画家の安野モヨコは、ある漫画で、この時期に就職して、プライベートの恋愛がポロポロになるほど仕事にのめりこむ、いわゆる「バリキャリ」を描き、別の作品ではフリーターとなった恋愛中毒の同世代を描いている。安野モヨコは「働く」という行為を非常に掘り下げており、今では、この作品は、早稲田大学の研究者が研究するようなテーマになっている。この漫画はフィクションだが、おそらく世の中によくあるだろう話だと思うと、就職氷河期が当時の学生に与えた影響は大きかったのだろう。上記は学生サイドの話だが、就職氷河期が企業サイドに与えた影響も大きい。就職氷河期の結果、多くの企業で、現在、「中間層」と呼ばれ...
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ロボット化する人

今は、自分の代わりに“分身ロボ”が授業に出て、学ぶことが出来る時代らしい。特別支援学校やフリースクールなどに限られるらしいが、「OriHime」という体長20センチのロボットが自分の分身となって授業に参加する仕組みが導入されているところがあるそうだ。学ぶ側がタブレット端末でログインし、端末の画面を見ながら教室にいる先生の授業を受けることが出来るなど、オンライン教育が広がっているらしい。確かに、病気などで物理的に教室に行くことが出来ない生徒にとっては、毎日の楽しみになり得るし、また、学びたいことを、場所や年齢に関係なく北海道からでも海外からでも、世界中の授業に参加できるようにもなるため学力の向上にもつながるという意味ではメリットも大きい。しかし、この記事を読んで「コミュニケーションの在り方」について疑問が生じた。自身の仕事上、相手の表情やしぐさ、「間」などを感じながら、人とのコミュニケーションを取るように心がけているため、この表情のないロボットで、「先生は生徒の表情を見ずに、どうやって生徒の理解度を知るのだろう」と純粋に不思議に思ったのだ。何だか話し手の一方通行で、人類のコミュニケーショ...
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マッチング

日々、企業様をご訪問してお話を伺っていると、採用ご担当者様というのは、本当に悩みの多い仕事だと思う。よく伺う内容の一つは、「営業系職種で理系の人を採用したいが、なかなか見つからない、応募がない」というものだ。上記が根強い採用ニーズである一方で、大学や大学院に進学する際、「将来、営業職になろう」と思って理系学科を選択した人が多いかというと、おそらく少数派だろう。理系は文系に比べて、大学院に進学する人の割合も多く、その場合、「大学院で研究したことを、ラボなどで活かしたい」と思う人も多い。先程のような採用が苦戦しやすいのも、やむをえない部分がある。しかし、「営業」や近しい職種である技術営業という言葉の表す内容は、会社によって様々であり、“純粋な”営業(純粋な営業というものがあるか解らないが)から、テクニカルセールス……というより、開発や分析業務プラス顧客対応といった方がよい仕事まで様々だ。製造業でも非製造業でも共通した傾向である。採用に成功している企業は、こういった正確な仕事内容や業務の遣り甲斐・魅力を、対象となる人にしっかり伝えている場合が多い。採用対象となる人が企業様ないし求人と接点を持...
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「時間習慣」3つのポイント

時間管理というと、皆様も業務をしている場面で必ず突き当たる壁ではないでしょうか。私も日々業務を進めていく上でなかなか時間を上手く使えておりませんが、先週末に時間の使い方に関して、とても興味深い記事を読みましたのでお話をさせていただければと思います。時間の使い方で心がけるポイントは、次の3つようです。①相手の時間に敏感になる②相手と同じ時間感覚で動く③相手の1分の価値を知る①のポイント「相手の時間に敏感になる」です。「いま、相手が何をしたいのか」を感じとれるかどうか。これが相手の時間に敏感になるということ「いま、相手が何をしたいのか」を敏感に感じるとるためには、「相手の行動パターン」を把握しておかなければなりません。相手のスケジュールはどうなっているのか、相手の好むワークスタイルは何なのか普段から観察しておくとよいそうです。たとえば、同僚が朝早く出社し集中して仕事をすることを好む人で、その日は終日、大事な会議があるとします。その場合、このように察することができるでしょう。「今朝は、あまり邪魔をしないでおこう」「今日は、いつも以上に朝の時間帯が大切なはずだから、声をかけずに、会議が終わって...
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遅すぎるということはない

日本代表監督のハリルさんを解任したことで、サッカー協会は強い批判にさらされている。確かに場当たり的だと感じるけれども、個人的には「まあ、仕方ないかも」という印象だ。「これはいける!」と期待できる要素は皆無だったし、何せワールドカップは4年に一度開かれる世界規模のお祭だ。「にわか」も含めてたくさんの人が注目して盛り上がるもの、ファン(顧客)あってのものだと思うからだ。期待薄の代表チームでは盛り上がりに欠けるし、スポンサーとしてもお金を出し続ける事を疑問に思うはず。ファンがワクワクするようなチームを作る事も重要だった。もちろん、競技である以上「勝つ事」は何よりも重要な事だし、問題があっても強いチームには周りもなかなか文句は言えないもの。勝ち続ける事で周囲を黙らせるというのも一つの手ではある。ファンが求める形を追求するか。仮に面白くなくても勝利にこだわり実績をあげ続けるか。本当はどちらも大事だけど、両立するのはとても難しい。これは、我々の普段の仕事においても共通している部分がある。そういえば、カルビーの代表を退任した松本さんが昔のインタビュー記事で、「就任時に、カルビーは既に顧客志向は超一流...
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良い質問  悪い質問

ビートたけしさんが、こんなことをおっしゃっていました。リポーターから取材を受ける時、『頭が良いか悪いかは質問の内容ですぐわかる』というものです。たけしさんの意図としては、ある程度考えれば解るものを敢えて聞く必要ないだろうというものです。私も業務で、ある程度考えれば質問しなくて良いものを、上司に質問してしまい、『解っていないじゃないか』とご指摘を受ける場面があります。そんな時はつい恥ずかしい気持ちになりますし、思考が浅い自分に気持ちが沈んでしまうことがあるのも事実です。そんな恥ずかしい自分を上司に見られたくないと言う気持ちと、弱い自分を自分で見たくない保身から、つい『知らない事を質問しない』をしがちです。そうすると、ひとつの『知らない』から、話の全体が理解出来なくなってしまいます。その時に聞けば自分の知識になるものを、無知な人間と思われたくないという気持ちから聞くことを躊躇うことで大きな損をしてしまいます。また、話が終わりかけた時に聞こうものなら、相手に『今頃聞くの?』と思われ、これはこれで、自分に対する不信感を持たれてしまい、結局、損をしてしまいます。では、解らなければ何でも質問すれば...
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縁故採用

中途採用における人材獲得手法として、社員紹介による縁故採用が増えているようだ。背景には歴史的な流れが関係している。中途採用市場では、多くの場合、即戦力者を求めるケースが多く、新卒採用と比較すると、急ぎである事が多い為、景気変動に敏感だ。一方で、新卒採用は、時間を掛けて育成するという位置付けである為、景気変動に影響されにくい。ところが、景気の悪化で、新卒採用が激減した時代がある。それが、1990年代中盤から2000年代初頭にかけて続いた金融危機だった。この時期は、戦後最大の就職氷河期と呼ばれる。学校基本調査によれば、大学生の就職率は、1991年の81.3%をピークに低下を続け、2003年には55.1%と最低を記録。企業に入社する新入社員が激減する時期が続いた。中には、例年100名の新卒採用をする会社が、ゼロ採用を5年続けた事もあった。その後、景気が回復し、中途採用も回復したが、長年新卒採用を減らした結果、中堅層が大幅に足りない事態になっていたこともあり、各企業は母集団を確保する方法を模索した。就職氷河期を経験したビジネスパーソンが、求人広告ではあまり動かなかった為、人材紹介の活用が一気に...
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忖度(そんたく)

現在、どのニュース番組を見ても必ず特集されている、森友学園問題。そしてこの問題で一躍注目された言葉が、皆さんもご存じのとおり「忖度」という言葉です。メディアに取り上げられるまでは使うことなんてなかった言葉ですが、様々なメディアで繰り返し流されることで、昨年の流行語大賞にもなりました。森友学園問題の一件もあり、一般的な「忖度」のイメージとして、立場が上の人の心情を推測して配慮し行動する、という何か悪いことのようなイメージがあります。しかし、もともとの「忖度」という言葉の意味として、「人の気持ちを推測する」ということのため、忖度に良いも悪いもないものなのだそうです。そう捉えてみると、日常生活のあらゆる場面で「忖度」していることに気づかされます。忖度して話をしているときに起こりえる状態として、自分としては相手の気持ちを推し測って相手に良かれと思って行動したつもりが、相手が望むことではなかったということもあり得ます。実際に忖度しあったことによって、「こんなはずでは・・」という事態になったことがあり、自分の勝手な思い込みではなく、相手を正しく理解することも重要なのだと考えさせられました。先日、最...