ルール化 靴磨き
知人に靴磨き職人と言っても過言ではないようなお知り合いの方がいる。その方はメーカーの営業責任者の方で、素晴らしいのは、磨き上げた靴の美しさや身なりだけではなく、すごく仕事が出来る方で、非常に業務遂行能力が高く、対応に無駄がなく、効率的だ。私は靴磨きの習慣をつけようと志して続かず挫折した経験があるのだが、ご本人いわく、靴磨きが続くコツは次の2点だという。1.アイテムをそろえること。ブラシ各種、汚れ落とし、クリーム各種(黒でも5パターン・茶でも4パターンを有する)、艶出し、特殊布等々、実に様々な道具を使っている。整然と並んだ道具を見ると、胸が躍るそうだ。2.汚れた靴がきれいになって仕事への気合いが入るとのこと。埃落としだけなら簡単な作業で済むのだが、予期せぬ雨などで汚れた場合はそれなりの工程が必要だ。勤め人なら、平日の夜は時間を掛けられないので、応急処置を施し、週末にゆっくりときれいにし、試履きして紐を結ぶと、グッと前向きな気持ちになり、爽快感を覚えるそうだ。そんな折、その方の会社にお邪魔させていただく機会があり、彼の執務デスクを見たのだが、驚きを隠せなかった。靴磨きグッズに引けをとらぬ、...