先日のシルバーウイークに台風が近づく中、美容院へ行きました。
その日はカットに加えて、カラーとトリートメントもお願いし、仕上がるまでに5時間ほど。
カラーについては、前回の仕上がりが気に入っていたので、
「前回と同じイメージで、細かなところは”おまかせ“で」とお願いしました。
ようやく終わり、鏡を見て思わず固まってしまいました。
「……明るすぎる。」
白髪を目立たなくするためのカラーでしたが、想像していたよりも明るく、
全体が白髪に見えるほどでした。
普段、お客様含め多くの方とお会いすることを考えると、
「これはちょっと無理」と思いました。
そして、そこからが私の悩みどころでした。
「染め直してほしい」とお願いするかどうか。
何しろ、すでに5時間。担当の方も一生懸命やってくれた。
すっかり日も暮れている。さらに台風で、雨風もますます強くなっている。
「今日はもう帰って、改めて染め直しに来ようかな」
「ここまでやってもらったのだから、我慢しようかな」
そんなことが頭をよぎりました。でも、「このまま帰るのは違う」と思い、
「明るすぎるので、もう少し落ち着いた色にしたいと思っている。
もし、(台風で)お帰りが大変であれば再訪する」とお伝えしました。
少し表情がこわばった感じでしたが、「わかりました。これからやります」とのこと
更に1時間半の長丁場でした。
帰り道、この出来事を振り返りながら、
「おまかせすることと、自分で決めておくことの境目って大事だな」と思いました。
そして、これは仕事の業務指示や転職のキャリア選択についても同じなのだと思います。
業務指示をする際にも目的を明確に伝えないと完成度の低いものになり、
仕事ではなく作業をしてもらったことになります。
また、転職でキャリア選択をする時にも、仕事内容や年収、会社の知名度、働く環境など、
目の前にあるさまざまな情報が判断材料になります。それらも大切です。
ただ、
「自分は何をしたいのか、どういう状態を目指したいのか」
「仕事を通じて、何を大切にしたいのか」
という自分なりの軸を持たずにすべてを「おまかせ」にしてしまうと、
いつの間にか自分がどこに向かいたいのか分からなくなってしまい、
目の前の事象や、そのときの感情に流されてしまいます。
そういう時こそ、友人や専門家に相談したり、知識や経験を聞くことで、
自分では気づけなかった可能性や選択肢に出会うこともあります。
だからこそ、転職を考えるときには、求人を探すことだけではなく、
「自分はどうありたいのか」と自分自身と対話する時間を持つことが大切です。
自分の軸を持ったうえで、友人や専門家の知識や経験を借りる。
その掛け合わせによって、より「ありたい姿」に近づいていけるのではないでしょうか。
美容院では、言うかどうか悩みましたが、思い切って伝えてよかったと思っています。
どこは「おまかせ」にして、どこは自分で決めるのか。
「どうありたいか」だけは、自分の中に持っておきたい。
そんなことを考えた一日でした。
