やれることの余地

初めての緊急事態宣言が発令されて、もう2年近くになる。
この2年ほどで世の中が大きく変わった。

変化の一つとして、新しいサービスが身近なところで表れたのを感じた人も多いだろう。
例えば、飲食店が積極的に弁当を売り出すようになった。
外食の機会が減ったことでの売上減を補う動きだ。
手ごろな価格帯の店だけでなく、高級店も弁当を販売している。

鉄道会社では、駅でテレワークの空間を提供する会社もある。
通勤客が減り、旅行の需要も減る中で、大幅な売上減を補うために、
まだ活用できていない資産や売上機会を活かす動きだ。

外部環境のせいで売上が減るのは事実だし、
今まで出来ていたことを出来なくなったと言うのは簡単だ。
しかしそれでは何も生まれない。
まだやれていないことはないだろうか?
持っているリソースで、活かせていないものはないだろうか?
知恵を振り絞ると、新しい視点で物事を眺めて見ると、
まだ見えてこなかったものが見えてくることがある。

転職活動をしていて、書類選考が通らないという話をよく聞く。
事業環境が悪化し、人的にも時間的にも企業が採用にかけられるコストが減る中、
書類選考もますます厳しくなる。

そこで、転職を希望される方がすぐ出来て、かつ効果の大きい方法がある。
職務経歴書のブラッシュアップだ。

仕事に自信のある人ほど、業務内容や実績・成果を淡々と書いたものであることが多い。
それを削る必要は全くないが、例えば実績や成果に至る過程でどのような困難があり、
それをどのように乗り越えたか、といったストーリーや、
そもそもどのような考えやこだわりを持って仕事に取り組んできたかという想いの部分を、
思いのほか、読み手は求めているものだ。

売り込みたいポイントが多い場合、まとめ方にもコツがある。
職務経歴書をブラッシュアップしたら、驚くほど書類選考が通るようになったと仰る方も多い。
現状の転職活動に少し難しさを感じている人がいたら、ぜひ、試してみてほしい。

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