世界最高のアウトプットを生む勉強法

先日PRESIDENTに同タイトルの佐藤可士和さんの記事があった。
佐藤可士和さんと言えば、ユニクロや楽天、今治タオルのブランドロゴなどで有名で、
TVでもよく特集を組まれており、今や彼自身が強いブランド力を持つクリエイターと言える。
クリエイティブデザインに限らず、ブランド戦略のトータルプロデューサーとして、時代を読み、
一流の経営者からの信頼を得てきた彼のアウトプット。その彼がしているインプット法と言われたら、
気になるのではないか。

記事の中で、勉強法という観点ではなかったが、私自身が会社で学んできたことや
実践していることとリンクしたことで共感し、特に印象に残ったのは以下の点。
・インプットやスキルの習得ではなく、「過去から現在に至るまでの文脈を読み解いて、
自分なりの解釈を持つこと」が勉強法である。
・現在がどのような文脈の上に成り立っているのかを理解した上で、
新しい文脈を適切に創っていく。
・より深く文脈の解釈をするために必要なのが、答えのない問題にひとまず答えを出す力。
 自分なりの仮説を持ち、それをアップデートしていくこと。 
・結局、仕事が出来る人と出来ない人の違いは、想像力の差である。

勉強=解釈すること、であり、解釈するために深く考え想像すること。
さらに「アウトプットするため」という目的に対してであれば、相手からの共感が必要。

私たちは転職希望者の方々に必ず伝えていることがある。
それは、仕事において大事なのは、何をどのくらい売れたかというテクニカルなスキルではなく、
会社から与えられた役割に対して、何を思考しどう行動してきたのかのプロセスである、と伝えている。

そう伝えているにも関わらず、私たち自身が求人案件をご紹介する際に、
テクニカルなスキルだけを見てマッチングしていては、言行不一致が生じる。
その方の次のキャリア、合う求人案件を考える際に、佐藤さんの言葉を借りて言えば、
「過去から現在に至るまでの文脈を読み解く」ようにしている。
現在に至るまでのその方の過去・人生の背景を読み解こうと努力し自分なりの解釈のもと、
新しい文脈を適切につくって、次のキャリアステージを提案することを心がけている。

他人の人生を大きく左右してしまうからこそ、深く考え、文脈を正しくとらえる。
そして自分なりの解釈のもとに、自信を持って提案できること。
そういうコンサルタントでありたいし、そのための力を付けていきたい。

(参考記事:https://president.jp/articles/-/47028)

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