最近、旧友と飲みに行った。
その際に出た話題で、最近こんな面白い人に出会った、誰々が~の話しをしていた等、
興味深い話しが出てきた。
自分は社会人になってから新しい出会いが確実に減ったなと感じていたこともあり、
何故、彼は新しい出会いが多いのかと疑問に思った。
初対面の人間が集まり、グループ化されるときに、ゆるやかにグループが
作られていくことは学生時代に皆が経験していることだと思う。
一般的には小学校⇒中学校⇒高校⇒大学⇒会社という環境の中で、自身が所属していた
グループとは異なる環境に飛び込む際、何となく気が合うもの同士が集まり、グループを形成していく。
このグループ形成において、心理学的な要因が多く関係している実験結果がある。
アメリカの心理学者レヴィン・フェスティンガーは大学の学生寮を使い、下記のような実験を行った。
17名の初対面の学生を集め、6ヶ月間の追跡調査を行った結果・・・
1.実験当初は、自分の部屋に近い人同士が仲良くなる傾向が見られた。
2.次第に、考え方や生活習慣等が似ている人同士が仲良くなっていった。
実験当初は近接の要因により、物理的に近い人同士が結びつき、次第に類似性の要因に
より、親密な人間関係を形成していったようです。
特に意識はしていなかったが、ビジネスの世界でも同じことが言えるのではないだろうか。
特に営業マンであれば、最初は顧客とのコンタクト数を増やし、自身を認知してもらう。
時間が経つにつれて顧客のかゆいところに手が届くような提案をし、
信頼関係を構築していくというような戦略は理に適っているのだろう。
私の友人の場合も、ビジネス、プライベートでもとにかく、先ずは人と会う機会を設けているようだ。
アクションを起こさず、新しい出会いは無いとのこと。
自分はまだ出会ったことのない、将来的な知人との出会いの時間を作る為、
先ずは日々の業務時間を圧縮し、時間を作るところから始めなければと思った。

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