反射と思考

先日、大学のテニス部のOB会に参加しました。
その中で、何期か上の先輩に
「スポーツというのは、反射と思考だ」と教わることがありました。

反射⇒わかりやすく言うと反射能力であるが、そこには思考の無い反応である。

思考⇒考えるということ。しかし時間を要する。

どちらか一方が強いだけでは成立せず、双方のバランスが重要で、反射と思考の
バランスが良いと瞬間の勝負に勝機を見出せる、ということであった。

聞いて納得したが、意識したことはなかった。人間は好きなことに対しては反射能力が
高く、嫌いなことに対しては思考能力が高まる生物ということも何となく理論付けする
ことが出来るように思った。

思い返してみるとスポーツに限定したことではない。あらゆる場面で無意識のうちに『反射と思考』するようになっている。無意識を意識化することで潜在能力というのは引き出せるもではないか!?

反射能力が極めて高くても思考能力が低いと、表面的な薄い言動になりがちであり、
思考能力が高く反射能力が低いと、深いが理解しがたい言動になる。
やはり重要なのはバランスなのだと感じる。

嫌いな事、いやな事⇒最速で片づける(反射能力を高めて行動する)

好きな事、よい事⇒少し考えてから行動する(思考してから行動することでより良い結果になりませんか?)

上記のように意識して行動すれば、周囲からの評価も変わってくるかもしれません。
皆さんも、あえて「反射と思考」を意識下においてみませんか?

コメント