先日「Z世代が選ぶ2025年上半期トレンドランキング」がZ総研より発表され、
バズった言葉などが明らかになりました。
最近では、「構文」がヒットのネタになることが多いらしいです。
受験の時にしか聞かなかったような言葉ですが、
Z世代を中心にSNSでバズった文章を構文化して表現しているとのこと。
例えば、バズった言葉1位となった「エッホエッホ、〜は〜だって伝えなきゃ!」という構文。
フクロウのヒナがヨチヨチ歩きながら必死に伝えようとするネットミームが元ネタ。
「エッホエッホ、明日は雨だって伝えなきゃ!」のように使うそう。
嫌みのないかわいさや、頑張っている感をコミカルに伝えられる点がうけて、広がっているようです。
こうした新構文や言葉が流行する一方で、少し危惧していることもあります。
それは、これらの言葉が一時的な流行で終わるならまだしも、
「間違った日本語」として定着してしまう可能性です。
言葉は時代とともに変わるもの。だから流行語が出るのは自然ですし、
使うことが悪いわけではありません。しかし、その言葉がどう生まれたかとか、
もともとどんな意味だったのかを知ってから使うことは、とても大事なのではないかと思います。
日本語は、短い表現の中に気持ちや空気を込めるのが得意な言語と言われています。
例えば、季節の移ろいを繊細に表現する言葉。
「木漏れ日」や「朧月」など、情景が目に浮かぶような表現。
あるいは、「〜かもしれない」とか「〜な気がする」みたいな曖昧さも、
相手への気遣いが隠れていたりします。はっきり言わないのに、ちゃんと伝わる。
そんなふうに、言葉で優しさや空気を感じられるのが、日本語の魅力だと思います。
これらは、私たちが受け継いできた文化であり財産です。
だからこそ、自分が使っている言葉を常に意識していたいなと思います。
具体的には、普段から言葉を選ぶことへの意識を持つようにすること。
便利さや語感だけではなく、「本当の意味はどんなだったっけ?」と、
少し立ち止まって考えるだけで、言葉との向き合い方が変わる気がします。
そして、本を読んだりすることで、美しい文章や表現に触れる機会を増やすことも大事だと思います。
言葉の意味を大切にしたいと思いながらも、
今日もSNSで趣味界隈の投稿を楽しく眺めています。
笑いながらも、日本語が本来持つ力や意味の深さをふと立ち止まって考える
そんな余白を日常の中に持ちたいと思います。

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