2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災から5年が経過した。
津波が東北地方一帯を飲み込み、すべてを攫っていった。
震災当時、まだ学生だった私は当事者意識が低かったのを記憶している。
私自身、阪神淡路大震災を経験して実家の近くに仮設住宅がたくさんあり、
長田区をはじめ、神戸市、宝塚市、西宮市の小学校からの転向生徒も多かった。
同級生で洋服箪笥の下敷きになった子や家が倒壊した子たちもいた。
今では仮設住宅のあった辺りはショッピングモールや家電量販店が立ち並んでいる。
1995年1月17日当時の幼少期から大人になって日本列島をまたも襲った天災。
私が生きてきた27年間の間に2回も天災が起きた。
被災した地域も何年かすれば、仮設住宅が退き、忘れられてしまうのかもしれない。
悲しいできごとを人は忘れてはならない。
誰かがメッセージを発信し続けて、今働けていることのありがたさや
命の尊さを実感して毎日を生き続けたい。
日本人は幾度となく、困難を乗り越えてきた。
きっとまた東北地域ももとの姿以上に輝くだろう。
その為に微力ではあるが私も努力して何らかの形で貢献できればいいと考える。

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