未分類 不確実性の時代
不確実性の時代――。今は亡き、「経済学の巨人」と呼ばれた人の代表作だ。日本でも、四十年近く前にベストセラーとなった。当時は、日本経済が絶好調で、『ジャパン・アズ・ナンバーワン』がベストセラーになる直前。AIは、囲碁やチェスのプロの脅威となるレベルにあるはずもなく、パソコンの前身である「マイコン」が流行語で、日本では、ワープロさえ、まだ生まれていなかった。時が経って、世界は複雑さを増し、今程、「不確実性の時代」という言葉が当てはまる時代もないのではないかと感じる。世界の論調を形成するメディアの大半が、主要国の国民投票や、国家元首の選挙結果の予想を外してしまうのだ。人が不確実性に不安を感じる理由を、イギリスのある政治学者は、下記のように分析している。安定した生活は、安定したキャリア形成が基盤となっている。だが、雇用の不安定さが増し、以前程、安定した生活を送れなくなりつつあるから、不安を感じるのだと。上記は、イギリスだけでなく、日本にも十分当てはまる見方ではないだろうか。どうすれば、私達は不確実性を克服できるのだろうか?そう考える一方で、下記のような話にも、はっとさせられる。ある大会社の経営...