ラグビー日本代表、活躍の背景

現在、ラグビーワールドカップが開催されております。
毎週のように日本代表が感動をもたらせてくれるプレイの連続で、
私たちに勇気と希望を与えてくれています。

私自身もラグビーをしていたのですが、
ラグビーというスポーツの熱さと人に与える影響力を改めて感じました。
例えば、ラグビーは後方へのパスしか認められていません。
巧みなパスワークをしながら前へ進む時もあれば、
スクラムを組んで押し合いジリジリと前へ進む時もあります。
相手の陣地へ侵入し、前へ前へとボールを進めていくスポーツです。
みんなでひたすら前進していきます。
自分がおとりになって味方にパスを繋げるプレーなど、
瞬時に判断をしなければならない場面も多く、チーム連携が必要とされます。

「One for all, All for one」という言葉があります。
よくラグビーを題材にした番組などでは耳にする言葉です。
「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」という意味があります。
ここでいう一つの目的とはトライのことです。
日本代表の選手もインタビューで
「みんなが繋いだパスでトライすることができた。」
「主将に勝負に出ろという言葉で背中を押してもらえたような気持ちになった。」
このように仲間のおかげでできた。自分自身の力だけではなく、
周囲の環境や人に与えられたもので成功することができたと思う気持ち。
まさに「One for all, All for one」だと思います。

「ノーサイド」はラグビーの試合の終わりです。
勝っても負けても、相手に敬意を払い讃える姿勢は
スポーツマンシップにのっとった素晴らしい姿であり、
大変、清々しい気持ちにさせてくれます。

ビジネスの世界でも会社のメンバーで同じ目的に向かい前進します。
ただ、競合他社との切磋琢磨で市場を盛り上げていくことはあっても、
あまり、相手を讃えるようなことはないように思います。
仮に直接褒められるようなことはなくとも、自分自身の働く姿勢、想いを
「あっぱれ」だなと思っていただけるような悔いのない業務をしたいと思いました。

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