『卵』

まさに厳寒というに相応しい寒さが続く今日この頃ではあるが、
暦の上ではあと2週間ほどもすれば立春。

立春には卵が立つなどといって都市伝説までいかないが大きくニュースなどになったことがその昔にあるらしいが、
果たして卵が本当に立つということをご存知のかたはどれほどいるのだろうか。

卵を立てるというエピソードで有名な「コロンブスの卵」の話があるが、
稀代の冒険家の発想力と行動力を引き合いに出すエピソードとして多くの場面で語られている。

しかし、大航海時代を体現するような偉人、新大陸を発見した功績は確実に世界史に大きな影響を与えた彼も
ある意味で先入観というのを持っていたようだ。

実は卵は球体ながら、表面上に無数の穴を持ち、根気さえあれば誰でも生卵だろうがゆで卵だろうが
立てることが出来る。自分はその事実に気づいてから面白くて練習を重ね、いまや20秒ほどあれば
大体の卵は立てることが出来るようになった。

話が脱線し過ぎてしまったが、常識というものの怖さであったり思い込みに囚われることが以下に
可能性を狭めてしまうかということを良く感じる。

ルールや常識、一般的な固定観念、世の中には色々なしがらみがある。
それを物ともせず、まったく独自の発想で乗り越えるコロンブスのような人はかなり稀だろうが、
事実を事実として捉えるという視点ををどこかのタイミングで捨てて見るということは、
とても大切なことではないのだろうか。

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