既に通説になっている「35歳以上はマネージメント経験を問われる」ということだが、
最近では、部下を率いるポジションでなくとも、35歳以上でなくとも、
30歳を過ぎた人には「マネージメント力」を見ている傾向にあるのをご存じだろうか。
例えば、「役員面接までは行くけれども、いつも最終面接で落ちてしまう。何でなんでしょうか?」という
相談を受けることが最近多い。
心当たりがある方は、面接でマネージメント力に欠けていると思われている可能性が高い。
部下がいて数値管理をしてきた、ということだけではマネージメント力をアピールするには力不足。
では、どのような点を表現することで、マネージメント力についてアピールできるか。
そして、どのような点を意識することで、部下がいなくてもマネージメント力を身につけることが出来るか。
私の考えではあるが、マネージメント力とは、「会社全体を見渡せる力・動かせる力」だと考えている。
直訳の通り、「経営する力」があるか。いかに「経営者(社長)の目線」を持っているか、ということ。
自分に与えられた役割を果たすだけではなく、よりよい会社にするために考え、自ら動くという意識を持ち、
実践してきたかどうか、なのだ。
色々なビジネス書を参考にしたり、私自身が上司から教わってきたことを参考にして、
私が考えるのは、大きく分けて、3つの力が必要だと思う。
1つは、ビジネスを運営する力。
(自社・他社問わず)このビジネスがどのようなからくりで利益を得ているのか、PL管理能力、
コストはどのくらいかかっているか、売り上げの現状と予測、必要な売上はどのくらいか、
そしてビジネスの課題は何か、会社全体を考えることが出来るか。
その上で、「自分に何ができるか」を問題の第一人称で考え、中長期的な事業計画を立て、実行する力。
2つ目に、リーダーシップ力、周りを動かす力。
より良い会社となるために、鳥の目で会社全体を見渡し、冷静に自分の部署(自分)では何ができるか、
出来ないことは何かを考える。他部署との連携を図る必要があるのであれば、厭わずにブリッジとなり、
周囲を巻き込んだ仕事ができるか。周囲を動かすための人間力も必要になるだろう。
3つ目に、人をマネージする力
部下のマネージメントにおいては、自身のデメリットではなく、
彼らの為に売り上げを上げることが出来る環境を作ってあげられているか。
仕事を含めた、その人の人生の成長を考えた叱咤激励をしてあげられているか。
育成において自分のポリシーがあり、自信を持って語ることが出来るか。
こう書いてみると、マネージメントだけに問われていることではないような気がする。
今、企業が求める人材とは、会社の課題に当事者意識を持ち、考えながら仕事が出来る人なのだ。
つまり、「ビジネスマンとしてプロフェッショナルな人」がどの会社も必要なのだ。
自分もプロフェッショナルになれるように、意識を高く、自分と会社のために仕事をしていたい。
