想像力

昔から遺跡などの考古学に興味がある。
遺跡を見たり、前に立ったりして、昔ここにいた人はどんな人だったのだろうか、
どのような生活を送っていたのだろうかと、想像を巡らせると、飽きることがない。
最近ベトナムのダナンに行った際も、古代遺跡を見て回り、非常に楽しかった。
解説は特に見ない。想像することが面白いのだ。帰国後、歴史的背景を知ることで、
更に興味を持つことが出来たり、新しい発見があったりする。

実は仕事も同じだったりする。
転職希望者とお会いする前、ご紹介の方からの情報だけを基に、どんな人なのか、
職場の雰囲気はどうなのか、今の会社におられるのはなぜなのかと思いを巡らす。
また、お会いする直前に履歴書や職務経歴書を見て新たな発見がある。
その方に様々な興味持ってお会いする日を心待ちにする。
人に対する興味と想像力。業界問わず、ビジネスにおいては大切なことだと思う。

書類選考において、企業の人事や面接官は戦力化できる人材か否か、隅々まで細かく
転職希望者の経歴を読みこむ。3-4頁の中でその方の何年ものキャリアと向き合う。
それは興味を持っていただくこともあれば、悪しき先入観となることもある。
履歴書や職務経歴書で、いかに自分への興味を読み手に持ってもらえるかが
選考を通過する、強いては好印象な状態で、面接に突入するポイントとなる。

多くの方とのご面談を通じ、ただ、求人案件をご紹介するだけでなく、
伝える、想像させるという技術をお教えできるような、
キャリア提案を意識して取り組んでいる。

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