今まで「ノートのとり方」を真面目に考えた事もなかった人生だったが、
人に関わるビジネスをするようになってから、
ノートのとり方というのは非常に重要なのだということを実感している。
それは、仕事に対する処理の仕方や考え方、言ってしまえば「脳」そのものが
ノートに体現されるからである。因みに私のノートのとり方は矢印を多用したものが多く、
因果関係を表したものが多い。入社当初は左から右へただ書くだけのもので、
そこには「解りやすさ」や「見やすさ」といったものはなかった。
こう考えると今は以前より物事を整理して考えられるようになってきており、成長を実感できる。
また最近、社内勉強会でノートのとり方についての講義があり、
その時に仲間とノートを見せ合ったが、非常に面白いものでやはりノートが
その人を表していると感じ取れるものであった。
ノートいっぱいにぎっしり書く人、大きな文字で最小限のことしか書かない人、
テトリスみたいに規則正しく書く人、本当にその人らしさが表れる。
まさにその人の考え方、「脳」が映し出されている。
因みに企業の経営者や出来るビジネスマンはノートのとり方が上手く、
ノートの本当の役割、自分に合った使い方、ノートのとり方ひとつで
ビジネスが変わるということを知っている。それだけノートのとり方は重要なのだ。
ノートが整理されているということは脳が整理されているということに繋がり、
脳が整理されているということは、ビジネスにとっては非常に重要な事であると言える。
今まで「たかがノートのとり方」と考えていた私にはようやく今になってその重要性を理解出来て来た。
今の仕事において、ノートを取る行為は欠かせない。
人から人へキャリアと幸せを繋ぐために、コンサルタントとしてノートを上手く使うということと
並行して脳が整理されてなければ顧客満足の成立するサービスは出来ないからだ。
「脳の整理」とは口では簡単なようで実は非常に難しく、我々の仕事はそこの部分で
勝負していると言っても過言ではない。
良い仕事をするには、これからもノートのとり方をどのようにしたら解りやすいか、
見やすいか、読み返したときに理解しやすいかというところを意識しながら取り組んで行く事で、
脳の整理にも繋げていき、これからも「たかがノートのとり方」とは思わず、
楽しく思考をしながら取り組んでいくことで脳のレベルアップと仕事の質の向上、自己成長に繋げていきたい。

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