プランドハプンスタンス

私は前職で今のような人のキャリアの支援をすることを夢みていました。

しかし、自分のキャリアを変えるなんて、
守るべき家族もあり、半ば諦めていたのも事実で、
どうせ自分なんかがと後ろ向きな考えをもった時期もありました。

と同時に、自分の中では現状を変えたい、もっと向上心を持って働きたいと強く思っていました。

するとある日、CDAの集いで現職の代表から声が掛かったことをきっかけに、入社。
現在はキャリア構築の勉強を日々行い、お客様の支援を行っているわけです。

先日、『これは偶然なのでしょうか、ただ、運が良かったのでしょうか。』と
現在も親しくさせて頂いている大学の教授に聞くと、
プランドハプンスタンスだね、と言われました。

プランドハプンスタンスとは「計画された偶発性」理論のことです。
スタンフォード大学のジョン・D.・クランボルツ教授が提唱したキャリア論です。
私共が支援させて頂いている企業様人事担当者様や、大学の進路指導室の方々が良く、
口にされ、耳にすることが多くなりました。

私の見解では叶わないと思っている願望は多分叶いません。
でも叶えたい夢や目標を強く描くということは言葉に表れ、行動に表れ、必ず周囲に影響を及ぼします。
その想いから行動した結果、偶然ではなく必然に変わり、
実は自分は意識していないが、それは計画的に自分がアンテナを張って、
努力した結果と言う必然に繋がって行きます。

なりたい自分を想像し、強く想う。
そして自分像に近づくには何をしたらいいのかを考え、実行し、前進していくと、
数少ないかも知れないですが、チャンスが訪れるものだと思います。
そのチャンスを掴めるかどうかも日頃から強くなりたい自分像が
はっきりしている人は掴めるものなのだと思います。

この一連がプランドハプンスタンス。
結局、人生偶然というものは無いのかもしれません。
全ては自分の気持ちと行動で開けるものかもしれません。
現実を受け入れ、自ら道を切り拓いて行く。
キャリアにも共通して言えます。

自分の人生を切り拓いて行きたいとお考えの方々に起こる
プランドハプンスタンスのきっかけになるような人生の拠り所としてコアが必要とされるよう、
これからもおひとりお一人に対して真摯に向き合って行きたいと思います。

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