準備と成長

自宅近くにある早咲きの河津桜はすでに葉桜になりつつあり、新しい季節の訪れを感じます。

今週は卒業式も終わり、4月から転職や就職、進学により
次なるステップへ進まれる方々にとっては、準備とも言える一週間だったかと思います。
新たな環境や挑戦の場面においては
「失敗してもいいから、まずは一旦やってみる」という考え方のアプローチがあります。

私も社会人として、挑戦するチャンスを多々頂いている立場ですが、
その際、イチロー選手のある言葉を胸に準備に取り組むようにしています。
最も長く、メジャーリーグで活躍し続けた日本人選手であるイチロー選手ですが
彼は世界最高峰の選手が集まるリーグの中でも、周囲が驚くくらい 
試合に向けた準備を大事にしていたと言われており、
「“準備”というのは、言い訳の材料となり得るものを排除していく、
そのために考え得るすべてのことをこなしていく、ということですね。」
という言葉を残しておられます。

ここで言う「準備」とは、苦手なコースの球を捌く技術的なものから
グローブを磨く、スパイクの刃を確認するといった作業的なもの
試合に向けたメンタルづくりなど多岐にわたり、
単一で形式的な準備ではなく、勝つために出来ることをやり切って
試合に臨むということなのだと思います。
これは仕事における挑戦シーンでも同じ事が言えるのではないでしょうか。

何かに挑戦し、失敗したとして、原因が「準備不足」では
基本的に新たな学びと出会う事はできず、次はもっと準備しよう。
という薄っぺらい反省で終わってしまいます。
言い訳の材料を取り除くということは、自責で結果と向き合うということであり
そのような覚悟を持って取り組み、実際に受け止めることは簡単ではないと思います。
しかし、十分な準備と自責の気持ちがあったからこそ、
イチロー選手は多くの成功体験・失敗体験を自分のモノとし
輝かしい数々の記録を打ち立てたのだと思います。
今春から私も新しい業務も担当することになりました。
やれることでなく、やるべきこと全てやりきって
業務に向き合いたいと思います。

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