旅行計画

コロナ禍の緊急事態宣言も明けたので、
社員旅行で一泊二日の旅行に行くことになった。
時間があまり無いので、空港を降りて、
帰りの便に乗るまでの予定は分刻みだ。
そこで、皆であれこれ調べながら計画を立てる。
弊社の社員旅行の中心になるのはいつも「食」になる。グルメ旅行だ。

その土地では何が人気なのだろう。名産にどんなものがあるのだろう。
限られた時間の中で、どこに行く?何する?
どのルートや順番で行くと効率良く色々見て回れるか。

実は旅行前の計画は旅行そのものよりも楽しかったりもする。
そんな自分は学生時代の様々な旅行は無計画が基本だった。
現地に着いてから、その時の気分で行き先を決めたり、のんびりしながら
どうするかを決める。
当時は売りたい位に時間があったから出来たことだ。
社会人になってからは計画旅行派になったと言える。

これには、様々なメリットがある。
旅先での時間を有効に活用できる。
史跡などを見ても、これはいつ時代にどのような歴史背景のもとに作られた
ものだといったような事前に調べた情報があるので、
より詳細な部分にフォーカス出来ることや、
その内容自体を深く感じ取れるからだ。

旅のメインの『食べる事』となれば、
ライバル店との比較まですることになるので、
外れることがない。
事前にあれこれ調べても、
旅先では思いがけない事が起こる。
完全に予定通りにはいかない。それも旅の醍醐味だ。

仕事でも同じことが言えるのではないだろうか。
仕事は段取りが8割とよくいわれるが、まさにその通りだと思う。
それでも常に予想外のことが起こる。
時には困ったことも起こるが、本当に全力で策を練った上で起こったことであれば、
「やれるだけのことをやった上で起こったことなのだから仕方ない」と
割り切ることも出来るだろう。
そのトラブルにどのように向き合ったかという
プロセス自体が次の計画を練る際に
気を付けるポイントになることもある。
体験の積み重ねが、自身の経験となり、
トラブルのない計画遂行能力へと繋がる。

今回の社員旅行は自分がメインで計画した。
計画表を見たら、食事が一日に4回あった。
これは計画ミスではない。確信犯である。

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