サービスの追求

東京に上京して約5年、ずっと通い続けている理容室がある。

店主と奥様で営んでおられる理容室でカット席2席と待合席4席の店構えである。
店内には訪れたアーティストや地元のアスリートがポスターを掲載している。

私もミーハーの感覚で店主が「どんな人物なのか」気になっていた。
初めて訪問した時のことを今でも覚えている。
当初は愛想のない人だと思っていた。「東京の人はこんなものか」と感じた。
しかし、話すうちにプライベートを共有してく、価値観や趣味趣向などを話す。
髪の毛を仕上げてもらう1時間は私どもがお客様と面談させていただくのとほぼ同
じ。

店主も髪の毛を切りながら、セールストークを展開している。
技術(腕)は確かなのだが単に技術だけではなく、人で勝負しているのが伝わる。
なんせ会話の引き出しが多いことと、「どんな人生を送ってきたのか」が気になる。
店主は年の頃60代で「江戸っ子気質」の持ち主である。

数々の芸能人、アーティストの頭を仕上げてきた方だが「そこ」を売りにしない。
「お客様に媚びないスタンス」はむしろお客様との距離を近くする。

店主が理容のコンサルティングをしているように感じ、
どの職業も人間力があらためて必要だと考えさせられるお店である。

年を重ねるごとに発言に重みが増す。年をとることは「ネガティブ」な印象があるが
そうではなく、むしろ年をとることは「多くの経験を積めるポジティブな発想」に転
換する方が良い。
それは自身が体験した経験をもとにしか他人に伝えることはできない。
他人の話を自分が帳尻を合わせて言葉を誂えても言葉が薄く、感情が籠らない。

店主のもとに集う多くの若い世代からお年寄りまでは
店主との会話も楽しみにしていることが伺えた。

私も本当のキャリアコンサルティングとは何かをつきつめて業務に取り組んでいきた
い。
皆さまにお会いした際に「魅力」のポイントを出せるように日々経験を積んで精進し
て行きたいと思う。

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