成功する転職のルール Vol.1

転職希望者の方とお会いしていてよくアドバイスさせていただくことがある。
「転職をしない方がいいですね」と。

今の自分や会社に「ない」ものを求め、いくつかの会社を経験し、
「こんなはずではなかった」と自分が追って来たはずのキャリアに
追われる羽目になることがある。
過去は消せないし、消してしまえるほど価値がないものではない。
むしろ自分の全てを認めてしまうことからスタートをするべきなのだ。

まずはキャリアのスタートである就職活動の時から思い出して欲しい。
自分は何をしたかったのか、どうなりたかったのか。
何にこだわっていたのか。
それがたぶん、自分の根本なのではないだろうか。

そして、お読みいただいている方には、いまさらのことと思うが、
今の自分に本当に必要なものは何か俯瞰的に見てみることを提案したい。
直近1-2年で考えるのではなく、ぜひ3-5年以上のスパンで考えて欲しい。
大きくわけて3つの項目に分類できる。
大分類から更に細かく分類し、必要とされる高さで点数をつけていくと更に良いと思う。

> 自分が描く将来像に対するスキル
> 自分らしさを発揮できる環境
> 自分だけではなく家族やプライベートの状況
そして最後に、今の会社の良いところを10個あげてみて欲しい。

点数が一番高い事項は何でしたか?
点数が高い事項と項目が優先すべき点である。
客観的に見たときに、本当に今の会社で成し遂げることは難しいのだろうか。
「ない」ものだけがフォーカスされてはいないだろうか。
環境のせいにしてないだろうか。

いま、企業で求められる人材とは、「ないものをあるに変えることが出来る能力と行動力を持つ人」である。

『ないものを憂うのではなく、そこから何かを生みだすことが出来ないかを俯瞰的に考えること』

今日から“成功する転職のルール”に加えたい。

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